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今日も一日テレビにくぎ付けでした。時間を追うごとに被害の広がりに呆然とするばかりです。
泥に埋められ、沖に流された死者たちの数は、数万に達することが分かってきました。 世界のジャーナリズムは、原発の行方に注視しています。 海岸線にあって、同時に地震の危険性がある場所に原発が置かれているのは、日本だけではありませんが、日本が一番多いのです。 『大地動乱の時代』(岩波新書)を著した石橋克彦氏が、「海岸線に54基の愚 悟れ」という文章を新聞に書いていますが、同感です。 氏は、津波震災を「原発震災」なのだと、前からずっと警告を発していました。氏が言い続けた事態が現実に起きたのです。 中国は、今後数年間に日本を上回る原発建設を進めますが、日本と違って用地に苦労しない、という中国当局者の談話記事が、この地震の前に新聞に出ていました。今回のことがあってどうかと思っていたら、今日の新聞に、「計画に変更はない」という記事がでていました。 日本やフランスが、それに免罪符を与えているのではないか、と思いました。 テレビに出てくる専門家は原発擁護派ばかりです。見事にコントロールされていて、電力資本の意図を見ないではいられません。 「これを乗り越えると、日本の原発の信頼性が高まる」 「被曝と言う言葉は適切ではない。あまり恐れることはない」 「福島の第一原発は、たまたま不幸が重なった」「想定外」 などとのたまく専門家が次々に登場していて、何とまあ呑気な人たちばかりだろうと思いましたが、この程度の専門家にジャックされて、日本のテレビは批評性を持てないでいます。 発電の場で、発電機を動かす電気が津波で壊れた、というアイロニーに気付かず、「たまたま不幸が重なった」「想定外」のことだというのです。爆発が起こっても、炉心溶融が起こっても「想定外」だという専門家を、これ以上登場させるな、日本の恥だと思います。 時折テレビで紹介される、アメリカのニュースペーパーの方が、問題を問題としているように思いました。 夜の8時に、政府と電力は輪番停電を実施することを発表しました。 いったい「スイッチ」とか言って、オール電化を宣伝してきたのは誰だったか、と言いたいですね。東電は、その責任を何も感じていません。 これだけ電力を膨らませておいて、病院や高齢者施設などの味噌も、パチンコ屋や自販機などの糞も「輪番停電」だといいます。先ずパチンコ屋を休業させ、自販機を停めてから言え、といいたいですね。あの消尽的な、野放図なエネルギー消費たるや、半端ではありません。暖房便座など、考え直し、規制を加えるものは山ほどあります。 国難をみんなで乗り越えよう、ということはいいけれど、一方で批評性を持たないと、教訓が教訓にならないのが、この国の屏です。 先週の『週刊朝日』に、日本人は、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の生活に戻るべきだ、という記事が出ていました。人間にとって何が大切なことなのか、見直す時期に来ているように思います。 24時間コンビニは便利だけれど、そして夜に働く人のために「道の駅」ほどにあっていいけれど、異常さに気付くべきです。 マクシム・ゴーリキーは『どん底』で、韃靼人に「人間は夜は寝るものだ」というセリフを言わせていますが、電力的にはバランスが悪く、夜も利用させて電力消費を増やしたいのが本音なので、このお得意さんはそのままにしておきたいのでしょうね。
by sosakujo
| 2011-03-13 23:59
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