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小池創作所代表・小池一三のブログです
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緒方貞子さんの発言
国際協力機構(JICA)の理事長を務めておられる緒方貞子さんが、日本政府がインフラ輸出戦略の柱に加賀ケル原発輸出に関して、『自分の国でうまくできなかったものを外に持って行っていいのか」という疑問を投げかけられました(朝日3/24東京版朝刊)。

この問題は、日本人の倫理観の根源にかかわることだと思い、あれよあれよという間に既成事実化している現状に、わたしはやきもきしていました。

緒方さんの発言は、まことに明快な発言で、胸のつかえが下りました。国連で長年、高等弁務官を務められた緒方さんならではの発言です。

おとこどもは、経済をいわれ、「成長戦略」をいわれると、腰砕けになりがちですが、そんなことに斟酌されず、きっぱりと、倫理的におかしいことはおかしい、と言い切っておられます。

輸出相手国が、ヴェトナムだったりして、彼の国がエネルギーに困っていて、その要請に基づくものなので手を貸したい気持ちはあります。けれど、このインフラ輸出は、途上国援助の範疇のものであり、結局、日本の原発推進企業に還流する仕組みがチラチラします。原発推進派の人材確保、研究継続という点からも、これを予算源として保持を図ろうという意図も透けて見えます。

これほどの事故を招いておいて、一体そんなことが許されるのか、見苦しい、と思っていましたので、緒方貞子さんのような方がちゃんと発言されていて、救われた思いでいます。
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by sosakujo | 2012-03-26 01:57
パリでの大江健三郎の発言
ノーベル賞作家の大江健三郎が、「パリ書籍見本市」(サロン・デュ・リーブル)に招請され、原発の再稼働へと動く日本政府の姿勢を批判する講演を行いました。大江は、脱原発による「経済的、科学的、防衛的な理由は2次的なものでしかない」と言い切り、日本国民は、それでもし経済が疲弊するとしたら引き受けるべきだと言いました。

大江の原理主義は見上げたものだと再認識しました。
最近の世論調査で、脱原発に対して、男性47%、女性75%と、意識の違いが明らかになっていますが、男性の意識の背景には、やはり経済問題があるのだと思います。
経団連の米倉会長の原発擁護の発言は、そこを根拠にするもので、意外と根強いものです。
しかしそれは、被災者の「もし原発事故がなかったら、家族がバラバラになることはなかった」という声に説得力を持ち得るものではありません。
起こってしまったことを、どう考えるのか、何を改めるべきか。
そこが、今、問われているのだと思います。
大江の発言は、この点で揺るぎなく一貫しています。そしてそれは「豊かさとは何か」を衝いているように思います。

この人の本は、初期の短編集が好きで、長編も『遅れてきた青年』 『個人的な体験』『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』『ピンチランナー調書』『万延元年のフットボール』など、いろいろ読んできました。ノーベル賞受賞以降の小説は、本屋で立ち読み・拾い読みするだけで、買って読んでいません。
小説と、氏の社会的発言は違うという見方もありますが、久しぶりに読んでみようかな、と思っています。
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by sosakujo | 2012-03-22 09:22
下北半島の核燃料サイクルについて
細野豪志原発相が、今朝(3/21)の新聞で、下北半島の核燃料サイクル施設について、これまで散々苦労して施設を受け入れてきてもらったのだから、今更、やめるとはいえない、という論旨の講演を、地元に近い八戸で講演したという報道がありました。

このところ、核燃料サイクル施設を巡っては、廃止が決められている「保安院」が、駆け込み的というか、最後っ屁と言うか、慌てて予算措置を取っているという報道がありました。気になっていましたが、やはりそういうことだったのか、というのが正直な感想です。

細野大臣の「青森の歴史を無視できぬ」という言い分は、沖縄の基地問題と共通しています。

昔、NHKの大河ドラマに『獅子の時代』というのがあって、会津で負けた武士たちが下北半島に移封され、荒地を相手に苦闘する姿(斗南藩の悲劇)が描かれたことがありました。
このドラマの主人公銑次(菅原文太)は、そのあと北海道で囚人生活を強いられ、また秩父事件にも加わるのですが、これはNHKの大河ドラマとしては異例のもので、脚本家の山田太一は、『岸辺のアルバム』だけの人ではないと見なおしたものでした。

「青森の歴史を無視できぬ」という記事を読んだとき、わたしは最近の核燃料サイクル施設のことだけでなく、斗南藩のことに頭が行きました。
それは戦後の沖縄の基地をめぐる前の、ずっとの歴史と重なることで、都合の悪いことは辺境に押し付け、近代国家を築いてきた、この国の歴史を問題を問うているのだと思います。

かといって、細野大臣の言説を首肯するものではありません。いやむしろ、こういうことで「恩返し」したと思っている政治の貧困が問題なのです。

核廃棄物は、トイレのないゴミだといわれます。
そのゴミを処理する施設ということは、つまりトイレを下北に押し付けているということです。予算措置は、その見返りです。何も本質的に解決しないで、現象を糊塗する政治が繰り広げられています。しかも膨大な利権が絡んでいると伝えられています。
一方、それでも地元は「歓迎」だといいます。
この「闇」は、この国そのものが抱える「闇」なのだと、朝から考え込んでいます。
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by sosakujo | 2012-03-21 07:09
『戦火の馬』のことなど
久しぶりの休みに、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作、『戦火の馬』を観て来ました。

ジョーイという美しい馬との出会いと別れを描いた映画ですが、映画らしい映画というか、淀川長治が生きていたら、きっと感嘆の声を挙げたに違いない、という映画です。映画館から出てきた人は顔は、みんないいものを観たというふうでした。

この映画の良さは、イギリスの小作の家庭から始まることです。ここで一気に感情移入させられます。
軍事用に徴用され、エピソードを重ねるたびに過酷な現実へと向かいます。
WEBで批評を探ると、「技術的に最高の」「堂々と感傷的な」「大胆にも古風な」などが出ていて、ウエル・メイド・プレイ(巧みにつくられた)な映画ではあるけれど、それは見事なもので、文句はありません。

ランドスケープの田瀬理夫さんは、馬は、最高のペットだといいます。遠野の牧場で、この話を聞きました。
田瀬さんのお話のあとに、亡くなった劇作家の木下順二に「ぜんぶ馬の本」という本を読み直しました。
天下の奇書とされ、シェイクスピアや漱石の文学と馬の関わり、馬に関する珍本奇本、美術品としての馬、大日本落馬史などが書き綴られたエッセイ集です。

この本を読んで、改めて馬はおもしろい、と思いましたが、それでも「最高のペット」というには、馬は普段の生活とは遠い存在でした。しかし、この映画を観て得心が行きました。
スピルバーグは、自身、15年間馬と生活したといいますが、ほんとうのことは、この映画を撮るまで分らなかった、と言っています。

わが家では、一匹のネコが待っていました。
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by sosakujo | 2012-03-05 17:05