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小池創作所代表・小池一三のブログです
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除染は移染
このところ、毎週3日以上、出張が続いています。
今週は日曜日に家を出て、昨夜戻りました。月曜日に、つくばに入り、小玉祐一郎さんと一緒に茨城県の関係者とあれこれ打ち合わせました。

10:30につくばを出発し、市川かおりさんによる、趙海光さんの自宅マンションの改修写真撮影に立会い、そのあと、六本木のミッドタウンで開かれた「グッドデザイン賞」の審査講評会に行きました。「びおハウス」が、審査講評の対象になるということで、それは聞かないわけには行きません。講評は難波和彦さんで、一つ一つ俎上に乗せ、かなり辛口の評もありましたが、びおハウスは、まあ穏当な批評でありました。そのあと、郡裕美さんと村田直子さんと六本木の小さな居酒屋、めまぐるしい一日でした。わたしは早めに退散しましたが、二人は深夜までやったようです。

翌日は、遠野に入りました。
C.W.ニコルさんと天野礼子さんが、遠野の「馬付住宅(設計/永田昌民)を見たいということで、ご案内しました。
新幹線で新花巻に降り立ち、釜石線が来るまで1時間待ちました。のんびりした時間が与えられ、また、のんびりした鈍行列車に揺られて遠野に入りました。紅葉の盛りを過ぎていましたが、秋深くの遠野は静かでよかったです。
ランドスケープの田瀬さんは、ここで米や豆をつくり、味噌をつくっておられ、食材に供されて、おいしくいただきました。テレビも、新聞もなく、余分なことに頭を使わなくて済むのがよかったです。ニコルさんは、焼酎を飲んで幸せそうでした。夜1時ごろまで、何だかんだの話し合い。

帰りに遠野の駅で新聞を買って、読みました。
除染のこと、PTT.ベトナムとの原発調印の記事などが出ていて、「どじょう首相」は、何事も黙々とやってのける人なのだ、との認識をつよくしました。今朝の朝日新聞では、年内に消費税の道筋をつける動きが急とのこと・・・。

遠野は、三陸海岸の復興前線基地で、物資も、新聞記者も、ここを起点にして動いています。
福島は遠いけれど、原発問題は、こちらの人の意識のなかに鉛のように重くあることが分りました。

除染は、移染だと喝破したのは池澤夏樹です。
除染した土を山に運ぶといいます。コンクリートで固められるわけではありませんので、雨が降ると流れ出します。自然界に存在しない放射性物質は、そうして海へと「移染」されるのです。
原発の稼動再開は、そう簡単なことではないのに、事態はそちらに向けて刻々と動いています。
問われているなぁ、と痛感しています。

貿易自由化が、日本の農林業をいかに壊したか、その現実とずっと向き合ってきましたので、今度のPTTは、慎重であるべきと考えています。農地を10倍にして強くする、と言われていますが、それは凄まじいまでの農家破壊の果てにあることで、実に険しい話ですね。

この日、木枯らし一番があちらこちらで吹きましたが、政治は冬に向かっているようです。
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by sosakujo | 2011-10-27 17:14
朝早い時間の国際放送
朝早い時間の国際放送を聴きながら原稿を書いたり、本を読んだり、時にはDVDを見ていたり(観るより、聴いている時間の方が多い)するのが、わたしの深夜から朝に掛けての過ごし方になっています。

今朝はリビアのカダフィのことが 報道されていました。BS1の映像は、イギリスのBBC、フランスのBFMのニュース映像をそのまま放映するのですが、事件直後ということもあり、かなり生々しい映像が出ていました。これが7時以降の一般放送では編集された映像になりますが、まあ、早起きは三文の得があるというところでしょうか。

カダフィは、配水管に隠れていて引きずり出されたのですが、「ネズミどもをやっつけろ!」と演説をぶっていた当の本人がネズミのように、配水管をはいずっていたわけで、歴史は何とも皮肉なことをするものだ、と思いました。
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by sosakujo | 2011-10-21 10:03
八溝ヒノキ厚板の使い回し
先日、建築家趙海光の自宅マンション改修事例を見る機会が得られました。
築後30年を経たマンションです。

趙さんは大学卒業後、『「秋葉原」感覚で住宅を考える』で知られる石山修武さんの事務所に勤められました。このマンションは、その事務所時代に建てられたもので、随所に、伊豆松崎町の建築物のような、あの「石山風」が見られました。

このマンション改修は、西の大阪では吉野材を用いたマンション改修(設計/益子義弘・河合俊和)を、東では茨城県から産出される「日光八溝材」を用いての取り組みになりました。街の工務店ネットの、マンション改修の事例を生むことと、戸建インフィル展開法をはかるための取り組みの一環のものです。

西のそれは、益子さん・河合さんということもあり、精緻に長けたもので、吉野材の魅力が如何なく発揮されるものになりました。
これに対し、東の趙さんのそれは、新しく開発された「日光八溝材」のヒノキ集成板材と、厚さ3センチ、巾21センチのヒノキ厚板の使い回しをテーマにする、骨太な展開になっています。

日光八溝山系のヒノキ材は、国産のヒノキ産地の北限をなし、平均気温が低く、雨量が少ないため、年輪幅が一定で通直な材多く、薄桃色の光沢を有する良材です。その良さは、この山系がまたがる茨城・栃木・福島で知られているものの、近隣の東京、埼玉、神奈川でもあまり知られていません。

ヒノキの厚板は、吉野にも木曽にもあります。師匠の奥村昭雄さんの木曽三岳板倉山荘の厚板は、木曽五木の一つサワラです。木曽ではヒノキは売るもので、地元ではサワラが板材として用いられていました。奥村さんは、その板倉を買い取って、山荘を造られたのでした。

吉野も木曽も、ヒノキ厚板となると高くて手が出ません。九州はスギが多く、わずかに対馬ヒノキがありますが、樹齢を重ねた材はほとんど伐採されてしまい、細いものが多くて厚板利用に向いていません。その復活をだれよりも願いますが、対馬ひのきの特性を生かし、当面は土台に用いたらどうかと提案しています。
わたしの地元の天竜にもヒノキはありますが、主流はスギです。
八溝のヒノキ厚板も、それなりにコストが掛りますが、比較すると割安です。

ヒノキの厚板は、それ自体、とても贅沢なものです。圧倒的な質感があります。香りの良さは他に代えがたいものがあります。日本の材の王様というにふさわしいものです。

厚板利用の難点は、ぶてっとしたデザインになりがちな点です。ヨコ板の落とし込みの手法もあるが、枠がほしくなり、重たくなってしまいます。

今回の趙さんのデザインは、構造がRC造で狭い空間での展開にならざるを得ませんでした。コンクリートの天井・壁・床を穿つことを避け、また枠材を設けないでタテに自立させる手法が採られました。そのためなのか、厚板なのに抑制が利いていて、伸びやかな空間を生んでいます。建築の悪条件が、思っても見ない好結果を押し出す例の一つになりました。

スケルトン&インフィルといいますが、だれもスケルトンには目が向くものの、インフィルは、置き去りにされがちです。インフィルは変化するものなので、どうかすると薄っぺらな造りになってしまうのです。間仕切り壁の素材は、いいところ三層合板で、ムク材利用は少ないのが実情です。そこに厚板のヒノキを用いたら、意外感があっていいと思いました。

このインフィル材は、数十年後のリフォームで再利用できます。
大黒柱や梁材の再利用は少なくありませんが、内装材の再利用はこれまで見られません。昔(借家が多かった時代)は、引っ越しに際して、建具や畳まで運んだものでした。スケルトンを売却するなら、この厚板は取り外し、新しい家で再利用するのも悪くありません。

西欧人は「この椅子はおばあちゃんが坐っていた椅子」だといって大切にしますが、厚板を代々引き継ぐというのは日本的でいいと思います。100年~150年、いや200年使い回すことを考えると、コストは、むしろ安いものです。

山にとっても、厚板は石数が増えるので、非常に好ましいことです。

しかしそのためには、新築時にそういう造りにしなければなりません。床も天井も傷めず、厚板を自立させる方法を編み出さなければならず、趙さんのデザイン成果をもとに、あれこれ検討を重ねているところです。ここ数日で分かったことは、ヨコ板にしても、すっきりした使い方ができる手法が見えてきたことです。
おもしろくなりそうです。

このことは、11月号の親権ハウジング『プラスワン』に、写真入りで書きました。この原稿は連載でやっていますので(もう41回になります)、これからも、このテーマを追うことにします。
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by sosakujo | 2011-10-21 05:09
宝永地震モデル
12日、静岡市で始まった日本地震学会で、江戸時代に起こった「宝永地震」(1707年)がマグニチュード(M)9クラスだった可能性があるとの研究発表が、静岡大学防災総合センターの石川有三客員教授によってなされた、という報道がありました。

宝永地震は、これまでM8・6で西日本最大の地震とされてきました。これまでも、宝永地震は遠く日向灘まで影響が及んだといわれてきましたが、それを改めて裏付けるものです。

石川教授は、宝永地震による震度分布と、発生から1カ月間に、余震が起きた地域の面積を東日本大震災を比べました。震度6だったエリアは、東日本大震災の450キロなのに対し、宝永地震が590キロあり、余震域の面積は、東日本大震災の1・4倍だったというのです。このことから石川教授は「宝永地震の規模はM9・1~9・3の大きさだった可能性が高い」といいます。

宝永地震といえば、発生から49日後の富士山大噴火で知られます。この噴火では、約100Km離れた江戸にも大量の火山灰が降りました。噴出物量は、約8億立方メートルと推定されます。この時できた新山は宝永山とも呼ばれています。

宝永地震は、これまで日本最大級の巨大地震と推定されてきましたが、その地震規模は、これまでM8.6とされてきました。それがもしM9・1~9・3となると、東日本大地震を上回ることになります。
1000年に1回の地震ではなく、300年に1回の地震になります。東海地震、東南海・南海地震の3地震同時発生の地震は、安政大地震から160年経ており、そろそろと言われ続けています。
今回の発表は、地震・津波・原発事故対策に、大きな一石を投じたものです。

われわれは「宝永地震」をモデルにして、考えるべきことを考えなければなりません。
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by sosakujo | 2011-10-13 05:54
びおハウスが、2011グッドデザイン賞を受賞
びおハウスが2011年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

町の工務店ネット+チームおひさまによる「びおハウス」に対する授与です。
授与の「公開コメント(受賞理由)」は、
「自然エネルギーを積極的に取り入れたパッシブ・デザインのプロトタイプ提案としてだけでなく、それを広くユーザーに周知・提供するネットワークの提案である点にも注目したい」
というものでした。

「びおハウス」は、各地で次々とケーススタディハウスが開始されています。
こちらの予想を上回るテンポで進んでおり、年内に幾つかの建築事例が生まれそうです。よい事例が生まれると、普及エネルギーは加速します。

ある業界紙の編集長から、自分が「その嗅覚を信頼するある工務店経営者が『今回のびおハウスはいけると思う』と言ってました。注目度は高いです」よ、というメッセージをいただきました。
五里霧中でやっていますので、こうした評価や、賞の授与には大いに励まされます。

町の工務店ネットの、新しい仲間となる、新入会工務店の申請が増えています。これにも大いに励まされます。
わたしはかつて、300工務店を組織した経験を持っていますが、その時の勢いに似たものを感じています。あのときは、バブルの余熱があり、工務店はお金を持っていましたが、今回は経済が疲弊し、みんな青息吐息の状態に置かれています。殊に3.11以降、みんな元気を失っている状況下でのことですので、入会増加の意味と価値は高い思っています。

いろいろゴタゴタしていて、不愉快なことが多く、深い人間不信に陥ることもありますが、それに滅入って、本当に自分がやりたいことを見失ってはいけない、と思ってやってきました。
3.11以降、みなで懸命にやってきた甲斐があって、ようやくアピールできるものが出揃ってきたように思います。周囲の人たちに支えられて、ようやく少し芽が出てきたかな、というところです。

この間、たまたま街の易者に見てもらったら、「誕生日はまだでしょ」と問われ、「はい」と答えましたら、「誕生日を前後して、今年の秋から来年にかけて、あなたは運気が上昇する」と言われました。「今年は大きなお金が出たでしょ」「はい」「それで一段落つき、あとは前進あるのみ、あなたは大通りを歩きなさい」とも・・・。

わたしのことを何も知らないで、顔相・手相を見るだけで、この易者は、よくそこまで言えるものだと思いました。易者は「眼力」の商売でありますが、この易者は、人の顔をじっと見て、胸中にあるものを射当てる名人のように思われました。

わたしはこれまで、易学というものをまったく信じないで来ましたが、何故か思い当たるところがあり、悪い話ではないので、この易者の「眼力」を信じ、心の片隅に置くことにしました。

本日、10月3日は、わたしの誕生日です。
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by sosakujo | 2011-10-03 18:08
PLEAも、ジャパンホームショーも大盛会
9月28日に、「現代住宅は、蒸暑地域で「解」を持ち得るか?」をテーマとする「PLEAinJAPAN」が、有明ビッグサイトで開かれました。定員オーバーとなる盛会で、小玉祐一郎(神戸芸術工科大学)の「解題」と、シンガポール大学のスーン教授のお話があり、そのあと、梅干野晁(東京工業大学)宿谷昌則(東京都市大学)塚本由晴(東京工業大学)・小泉雅生(首都大学東京)三浦 秀一(東北芸術工科大学) 久保田徹(広島大学)6氏によるパネルディスカッションが開かれました。最後に全体のまとめを吉野博(東北大教授)が務められ、内容の濃いシンポジウムとなりました。

9月28~30日に掛けては、同じ有明ビックサイトで「ジャパンホームショー」が開かれ、われらが待ちの工務店ネットも出展しました。
今年の「ジャパンホームショー」は、出展者数・来場者数は例年に比べ激減しました。震災の影響が大きいものと見られます。こういう非常時だからこそ、どう考え、どう進めたらいいのか、真剣な来場者がきっと多い筈と考え、町の工務店ネットは、あえて火中にクリを拾いに行ったのでした。果たして、その必死の思いが、来場者の思いと通じたのか、ブースはよき出会いの場となりました。

たくさんの旧い仲間がブースを訪ねて下さり、旧交を暖める場となりましたが、その場で町の工務店ネットへの入会を申請される工務店が相次ぎ、実りの多いイベントとなりました。

1.呼吸する壁[木の繊維断熱材]に大注目!
なかでも注目されたのは、[木の繊維断熱材]でした。今の[木の家]は、呼吸する家と言いながら、高性能住宅はペーパーバリア(防湿シート)を必要とし、人にとっても、材料にとっても息苦しい家になっています。透湿性能が極めて高く、熱容量が化学系断熱材と比較して5~8倍もあります。湿式土壁の良さと茅葺屋根の性能を併せ持つ新素材に熱い視線が注がれました。

2.架台のない光発電? これは工務店リフォームの切り札になるぞ!
薄い・軽い・曲げられるアモルファス太陽光発電も注目の的でした。屋根を傷め、重くて耐震上問題のある架台不要な屋根一体型の光発電を、来年1月の供給開始を前に、アンテナショップとして出展。電器ショップではやれない、工務店ならではの光発電です。屋根を葺き変えるので、耐震・耐久改修、自然素材多用によるリノベーション工事の切り札として利用できます。

3.北方圏住宅から、蒸暑地域の技術ノウハウを持った工務店へ
衝撃的な3.11を経て、今までの住宅のあり方が問われています。高性能住宅は、内部発熱(人体熱や電化製品などの熱)や、太陽入射を拾ってしまい耐え難い暑さを生みます。これまではエアコンを回すことでしのいで来ましたが、エネルギーを多消費しないで、いかに快適に過ごせるかが大きなテーマになっています。来場者から、プラス圧のEベンチレーションを用いてエアコン一台で快適に過ごせる方式がおもしろい、と強い関心が寄せられました。

4.大勉強ネットワークへ
町の工務店ネットは、ノウハウを身につけることで生き続ける工務店のネットワークです。「びおハウス」の勉強会は、実施例を見学検証し、原価まで公開し合います。非正規社員が4割に達する経済下ではコストは最重要点。しかし、安直なローコスト住宅ではなく、質実で、美しいデザイン性(地域景観)に注目が寄せられ、入会要件などくわしい説明を求められました。

という次第で、この秋はいつもの年より忙しくなりそうです。
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by sosakujo | 2011-10-03 11:12