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小池創作所代表・小池一三のブログです
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「びお」の特集記事
今日の更新では、この夏、家の庭木についた「害虫」を、農薬を使わないで解決できたか、ということをテーマにしました。とてもビミヨーなテーマですが、あえて取り上げました。前回は、お彼岸ということもあってお墓を、次回は、タマゴを、その次は掃除機を取り上げます。

「十五夜お月さんを愛でよう」『秋刀魚を炭火で焼こう」あたりから、「びお」らしい特集の組み方が、定着しつつあるとの評価をいただいています。5日に一回の更新なので、必死でやっていますが、この評価は嬉しかったですね。

今回の「庭木」では、市販され、みんな使っている農薬がメタボドボスに変移している話を載せました。この情報はwebに出ていますが、マスコミは書いていないし、知らない人が多いようです。ぜひ、目を通してください。

次回の「タマゴ」は、『住まいを予防医学する本』でも取り上げましたが、日本で95%を占めているケージ飼いが、ドイツで全面禁止(EU全体としては20011年12月31日で禁止)になっていて、そのあたりを含め、相当に踏み込んで調べました。

また、日本では牧歌的なことから、放し飼いに人気がありますが、土壌汚染との関係からEUが次々に禁止に踏み切っていることにも触れました。さらに中国では、1999年まで放し飼いが60%を占めていましたが、ケージ飼い90%に移行していることも描きました。
これらも知らない人が多いようです。
次回更新日は、10月3日です。
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by sosakujo | 2008-09-28 20:04
劇画と新首相
新首相が誕生しました。この人の一日を追うテレビ報道があって、車の後部座席に、その週の『少年サンデー』だのゴルゴ13が連載されているマンガ週刊誌だの何だの、10数冊がうず高く積まれていて、移動の合い間に読むのが習慣だそうです。
もう少し歯応えのある本を読めよ、といいたいところですが、趣味の話なので目くじら立てることはあるまい、と思いますが・・・。

この新首相が好むのは、置かれている週刊誌から推量するに、手塚治虫などの漫画ではなく、劇画ではないかとみました。執事がいるような、帝王学を授かったやんちゃな御曹司が大活躍する、男どあほうのような世界が好きなようで、その種の主人公にどうやら自分を重ねているのでは、と思いました。
新首相に就任したときの演説振りや何やに、そのノリを感じました。
分離すべきと考えられてきた財務と金融を、劇画的友人の大臣を委ねました。この新大臣の顔もどこか劇画的です。二代目執事のような人材を官房長官に配したり、この種の劇画に出てくる「女学生」を、小子化担当大臣に起用したり、「アルカイダはお友達」で物議をかもした法務大臣を、今回は総務大臣にしたところなど、人事も劇画的です。適材適所というけれど、法務大臣は「まったく経験外」であることを就任挨拶で述べていました。
ぼくが一番問題にしたいのは、「後期高齢者年金制度」をあれほどいいと言っていたのに、総裁選挙の終盤になって、あれは問題だった、制度を改めるとした厚生大臣を再任したことです。もしあの言動や法律が誤りだったというなら、この厚生大臣はけじめをつけるべきで、また新しい方式を打ち出すなら、それに関わっていなかった人を選ぶべきです。見苦しい話だと思いましたが、劇画では、それもアリということなのでしょうか。

劇画なる言葉が盛んになったのは、ぼくの中学生の頃でした。1950年代の後半の話です。町に貸本屋というのがあって、毎週のように通ったものです。さいとうたかおは、その頃からスター劇画家でした。佐藤まさあき、小島剛夕、影丸穣也、辰己ヨシヒロ、白土三平、川崎のぼるなど、きら星の如く活躍していた時代でした。
「漫画」は子供向けのもので、こちらはストーリー(劇)を画にしていて、中学生としてはこちらがより刺激的でした。マンガ週刊誌という掲載メディアを持つ前の劇画は、書き下ろしが中心で、よく練られたものが多かったと思います。なかでも白土三平の『カムイ伝』は秀逸で、ぼくは最初の歴史教育をこの本に教えてもらいました。
作画の特徴は、写実的な表現とダイナミックな描線にあります。Gペンによる強弱のついた描線が画面を構成しています。ぼくは後に、大友克洋が現れたとき、その線の繊細さから、これはGペンで描かれていないと思いました。

何を隠そう、ぼくは中学生のときに「ペンギン劇画研究会」なるものを立ち上げ、貸本の交流ページに告知して、仲間を募ったことがあるのです。町の判子屋に頼んで、絵が入ったロゴ付きのハンコまでつくりました(笑い)。Gペンだのケント紙なども馴染みの世界でした(この話は、はじめての告白です。ネットするのが、その頃から好きだったのですね--大笑い)。

ぼくはその後、この世界から離れましたが、あるとき大友克洋のものを見て、世界が変わったと思ったものでした。
新首相の好みは、大友克洋的ではなく、強い描線にあり、そのダイナミズムを身上としているように思われます。それで国を動かすとどうなるかということを、この組閣でぼくは感じたのでした。
そういえば、相手方の党首もどこか劇画的で、新首相は、この対決に持って行きたがっています。これもすこぶる劇画的です。日本は議院内閣制だというのに、大統領選挙をやろうという意向のようです。小泉さん以降の傾向のようです。あの郵政選挙の成功が、この劇薬的な新首相を生むことにつながったようにも思います。
新首相の頭の中に占めているイメージと、それでやられていいのか、とも思われます。この軽さがマイナスに現れたら、自民党は選挙で惨敗するように思います。
よくいわれるように、「国民はかしこい」ですので・・・。
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by sosakujo | 2008-09-25 04:29
日本のヨーデル
アルプスの山の歌といえばヨーデルです。表声と裏声を交互にひっくり返した、あの独得な歌い方と節回しで知られています。
このヨーデルは、もとはスイスの樵夫(きこり)や羊飼いの間で用いられていたコールでした。谷を隔てた樵夫どうしが、またアルム(高地の牧場)の遠くに離れている羊飼いどうしが、連絡を取り合うために、このヨーデルを用いました。そしてこの唱法は、彼らの楽しみだった歌や踊りの合いの手として、踊りの歌として、段々と、今のヨーデルにかたちを整えていきました。
日本の樵夫の間で、このアルプスのヨーデルと同じようなコール法が用いられていたという話を聞いたのは、もう三十年近くも前のことです。
遠山や水窪では、それを「うぐいす」と呼んでいたといいます。

当時、郷土出版の仕事を手伝っていて、そこでこの話を耳にして、自分に調べさせて欲しいと挑んだのでした。ぼくはこの話につよい興味を惹かれました。三信遠国境(くにざかい)の山々に、何回か足を運んで調べました。けれども、何も分りませんでした。
その後も、何回かこの地域に足を運び、そのたびに「聞いたことありますか」と質問したものの、みな怪訝な顔をされるだけでした。
一昨年、『住む』に連載している『森里海ものがたり』の取材で、またこの地域に入りました。聖岳が眺望できる下栗集落に入りました。遠山川も遡行しました。遠山川では、河川工事の影響で河床が上がり、古代の埋没木が、顔を見せている状態を見ることができました。大木が鬱蒼と茂っている古代の遠山郷が想像されました。
このあたりは、近世に入って林業が盛んになり、たくさんの木が伐採されています。この谷を「うぐいす」が鳴り響いていたのは、その頃だったように思います。おそらく明治の後期まであったのではないでしょうか。
未だ、何も分からないでいるのは残念ですが、「まぼろし」を追えるのは、幸せなことかも知れません。そう思うようにしています。
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by sosakujo | 2008-09-22 13:27
今朝のテレビ番組を見て感じたこと
随筆家の串田孫一(演出家の串田和美さんのお父さん)が、むかし、不沈空母をいう首相がテレビに出てきて喋るたびに腹立ちを覚えて、スリッパを手にテレビをパタパタ叩いたという話を聞いたことがあります。
あの政治と無縁の、自然の省察に向かわせたら当代随一の随筆家が、かくも激しい感情を政治に抱いていたことに、ぼくは驚きを感じたのでした。そういえばくだんの首相は、俳句をたしなみましたが、選挙で「この顔が嘘をつく顔ですか」といって、後に消費税をやったものですから、新聞の川柳で「この顔が嘘をつく顔かと嘘をつき」と叩かれました。

明日は自民党の総裁選挙の投票日です。ほぼ大勢は決しているものの、今日の午前中のテレビ番組に5人の候補が登場して、あれこれ喋っていました。聞いていて、どの候補も軽くて、その喋りはまるで紙がぺらぺら燃えるようでした。ぼくの家にはスリッパはないので、ただテレビを見ながら呆れていただけですが、このまま総選挙になったら、自民党は負けるのでは、という予感を持ちました。候補者の言葉が空ろに聞こえたからです。
何故、空ろに聞こえたかというと、難題山積のこの時期に、総選挙で勝つためだけに総裁選挙を繰り広げているからです。とんだ錯誤というしかありません。
有力候補は、総選挙になると、多分アキバや、マンガを売り物にするのでしょうが、ああいう事故があったあとのアキバです。マンガを読むというだけで、人は一票を入れるでしょうか。ウケを狙えば狙うほど、まともな若い人は胡散臭さを感じるように思いました。妙に自分に自信を持ち過ぎです。それがマイナスに出るように思われます。
この国の憲政史上、選挙の結果、離散集合の結果、政権交代が行われたことはありましたが、今回、選挙ではじめて政権交代が生じるように思います。政治は流動的になり、なかなか先は読めません。
世界も流動的です。オバマが勝てば、ヨーロッパとの協調が強まります。イラクから撤退し、環境重視に傾斜します。マケインは、よく分かりません。特にあの副大統領候補の得体が知れません。
政治のことは、口にしない方がいいのですが、どうにもやり切れなくて少々書きました。
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by sosakujo | 2008-09-21 14:11
浜松の書店と島崎藤村の書
浜松に谷島屋書店という本屋があります。一ヶ月に一回は通っている本屋です。この書店の本店に行くと、島崎藤村の書が飾られています。「谷島屋書店」とだけ記された書ですが、この書があるだけで、この本屋は文化の香気をつくりだし、信頼のできる本屋だと思わせます。藤村は、こんなカタチでも生きているのだと思います。
住まいネット新聞「びお」を通じて、藤村のお孫さんの島崎爽助さんと知り合いになりました。爽助さんに、このことをお伝えしなければと思っていて言いそびれていましたが、昨日、またこの本屋さんに行って目にしたので、ここでお伝えしようと、これを書いている次第です。
爽助さんのブログは、「びお」の特撰ブログに『野次馬にも三分の利』…勝手気ままなデザイン視点を中心に」と題してエントリーされていて、別に自転車の話で、「爽助さんのデザイン視点|自転車から見える風景」という特集を編んでいます。
是非、ご覧ください。とても多彩で、おもしろい世界が広がっていますので。

さて、最近の本屋ですが、雑誌・文庫新書・ベストセラー本ばかりのところばかりです。売れる本だけでなく、大切にしたい本を置くことを信条とする本屋さんは、めっきり減りました。これは文化にとって危機というべきことで、見過ごせないことです。
竹屋は、竹を必要とする文化があって、店を成り立たせています。専門店は、押しなべてそういうものであって、もし、コンビニのように売れるものだけ置いてある店だけしかなかったら、実に皮相な世の中といわざるを得ません。なかでも本屋は特別の存在です。
谷島屋書店も郊外店は、最近の本屋の流れに沿ったものですが、本店は藤村の書に恥じない書棚にしてほしいと思っています。
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by sosakujo | 2008-09-16 06:32
だしの研究など
料理ブログを調べていて分かったのは、料理メニューに人気はあるけれど、だしについて触れられたものは少ない、ということでした。だしは目立たないので、ブログに載せても喜ばれない、ということもありますが、だしは手間が掛る、だしはウンチクがあって煩い、忙しい人はだしまで気が回らない、ということが大きいようです。

住まいネット新聞びおは「生活ブログ」なので、だしについて短期連載しようということになり、いま資料を集めているところです。

うす味・低塩で健康、おいしいのがだしの基本。
健康ということでは、ぼくの母親が口癖のように言っていたのは、「だしは毎日のことやから(京都の人でしたので)、ちゃんと考えなあかん」ということでした。煮干、昆布を好み、毎日の味噌汁が、ぼくの骨格を育んでくれたように思います。母は前夜に支度をしたので、夜の間にだしはつくられるものだとぼくは思っていました。
今の人は忙しいのですが、それでも前支度を少しやるだけで、かなり変わると思います。どう変わるのか、そのあたりをいま、いろいろと確かめているところです。
また、便利な粉末だしについても調べています。粉末だしに、ほかのものを少し加えるだけで、どんなふうに変わるのか、そこらもおもしろいテーマです。来週あたりから短期連載を開始します。

今週末の特集では、「十五夜お月さんを愛でよう」という特集を組んでいます。
アメリカのニール・アームストロングが、アポロに乗って月に行ってからは、お月見は家の年中行事、生活の習慣から消えつつありますが、その楽しみ方を特集に組みました。
おもしろかったのは、うさぎの餅つきのフィクションは、日本のものであって、大きなカニに見える国もあれば、女性の横顔にみえる国もあります。世界中に目を向けると、ロバや、ワニや、ガマや、本を読む老人など、さまざまです。中国は日本と同じうさぎですが、うさぎが薬草をひいているということになっています。
月は、常に同じ面を地球に向けているので、世界中のどこで見ても同じ模様の筈なのに、見え方は国によって、こんなに違うのですね。
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by sosakujo | 2008-09-10 16:49
三澤スクールが開かれた
9月3日~4日にかけて、39名の参加者を得て、MOKスタンダードの(設計/三澤康彦)の合宿スクールが、大阪で開かれました。
1月の伊豆高原での趙海光さんのスクールを皮切りに、秋山東一さん、村松篤さんのスクールが開かれ、今回の三澤スクールによって、「七人の侍」のうち、4人の建築家による第一次スクールを終了したことになります。
(みなさんご苦労様でした)。

さて、三澤スクールですが、今回の合宿スクールは、初日、建物見学に時間を割きました。
ローコストの建物から神戸御影に建てられた高級住宅まで、つごう5軒の住宅を、それぞれ1時間程度の時間を掛けて回りました。最後の見学対象は三澤自邸兼事務所でした。見学の後に、そこで交流パーティが開かれました。
日が暮れて、自邸の建物のシルエットが闇の中に浮かんだとき、趙さんが内藤廣さんの「素形」という言葉を用いて語られたことを思い出しました。そのシルエットは、懐かしさを思い起こさせるもので、木曽谷にある板倉を髣髴させるものがありました。
千里ニュータウンに建つ住宅にあっては、それは「異形」のものでしたが、ロジックとしていうなら、日本人がこころの拠り所に持つ「素形」がそこにあって、それが千里ニュータウンの町並みに溶け込み、落ち着きを与えていました。
そういえば、御影の高級住宅のプロポーションは、同じ木曽でも、開田高原の石置き屋根の緩勾配の屋根を思わせるものがありました。三澤さんは、この住宅を「町並みを意識して設計した」と語りました。民家型構法をいう三澤の「素形」がそこにありました。

三澤さんは、基本計画を立てるとき、労を厭わず、まず周囲の既存住宅の模型をつくります。
そうすることで、計画する建物の開く・閉じるが判然とするといいます。
隣にいい樹木があればそれを取り込み、見たくないものがあれば、それを遮ります。巧みに開いたり、閉じたりするのです。また、屋根の流れ、構造のカタチも見えてます。
このとき、もともと民家型構法が包み持っているところの「素形」が、三澤さんの中で自然と立ち上がるのではないか、とぼくは思いました。。
しかし、それを条件づけているのは根拠を持った技術です。そこが、三澤さんの真骨頂です。
三澤さんは、Jパネルの開発者として知られますが、この三層パネルを、耐震性能だけでなく、防火構造の大臣認定を取得し、準防火地域でスギ板外壁を可能としたところに、三澤さんの面目躍如たるものがあると思います。
欲しい部材や部品があると、三澤さんは自分で生み出し、使いこなすのです。それが、三澤さんのスタンダードハウスを条件づけているのです。

三澤さんはこれまで、MOKスクールを主導してきました。
それと今回の「スタンダード」の違いは何なのか、どこが違うのか、何人かの方から質問を受けました。
その回答は、当日配布された4つのモデルプランの基本仕様、参考積算書、構造材積書に明確でした。今回配布された資料には、三澤康彦さんの何十年来のノウハウが詰まっていて、一品設計では、設計を依頼した人にのみ与えられるものです。
今回三澤さんは、それを4つの作例について、参考見積1600万円~2100万円(施主出し)で収め、スタンダードハウスとして提示してくれました。これは大変労力が掛かるもので、前にOMでフォルクスの参考積算をしたときは、一例をつくるために1ヶ月以上、スタッフがてんやわんやして作成したものです。明確な積算根拠が整理されていないと、短期間にやれるものではありません。それがやれたということは、やはり300件に及ぶ、Ms事務所の実績がものをいっています。
この積算書を見た工務店の目がキラリと光っていました。

それから、今回のスクールで特徴的だったのは、工務店と共に、クラフツマンの工場からの参加者があったことです。三澤さんの建築を構成する木材(三澤グレードと呼ばれる木質基準)と、Jパネル、Dボルトなどの工場関係者が、製品質を高めるために設計の勉強会に参加したのです。これも「新しい」ことでした。

このスクールの翌日、すなわち昨日、岐阜県美濃市にある岐阜森林文化アカデミーに、別の要件で、三澤康彦さんの奥さん、文子さんを訪ねました。文子さんは、この学校で教鞭をとっておられます。文子さんとは、同アカデミーの協力を得て、ちょっとしたプロジェクトを計画しています。昨夜はそのための会合でした。このことは、いずれご披露します。

何だか三澤家には、このところ、いろいろ面倒をお掛けし、親しい親戚と行き来しているような状態にあるような気がします。ありがとうございました。
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by sosakujo | 2008-09-06 04:31
スタンダードハウスの運動
今日から大阪を舞台に、三澤康彦さんの「MOKスタンダード」のスクールが開催されます。
39名の参加者が予定されています。
三澤さんと言えば、「MOKスクール」の主宰者として知られますが、「MOKスクール」と「MOKスタンダード」は、むろん違います。
「スタンダード」の方は、この春に大阪で開かれた「れんれんゼミ」で明らかにされたように、三澤康彦さんのこれまでの設計活動、そのノウハウを、スタンダードという括りのなかで凝縮されたもので、それを工務店とのコラボレーションの中で実現しようというプロジェクトです。
今日は、三澤さんの設計のお仕事を、バスでぐるぐる回ってみて、夜はMs事務所兼自宅で交流パーティを開きます。座学は、明日ホテルでびっしり行います。
資料の準備はMs事務所のメンバーがやってくれていて、スクール前夜の小池創作所は、いつもならテキストのプリント、帳合いやらで、てんやわんやの状態になりまでが、今回は、ほぼ身一つで大阪に参るという次第です。Msのみなさんに感謝します。

この「MOKスタンダード」のスクールをもって、「スタンダードハウスの運動」の第一陣4人のスクールを、すべて終了します。
1月に伊豆で、3月に浜松で開かれた趙海光さんのスクール、6月に松本と上高地で開かれた秋山東一さんのスクール、7月に浜松で開かれた村松篤さんのスクール、そして今回の大阪でのスクールと、一つ一つ特徴的なものでした。
これからは、設計・工事を先行させ、しかるのちにスクールという手順のやり方も許容し、アトランダムに、一定にメンバーが揃ったところでスクールを開催するというやり方で進めることにします。

「手頃な価格で、質の高い住宅」を、いかにして実現するのか、スタンダードハウスの取り組みは、いよいよ運動といえる様相を醸しだしつつある、というのが現況です。まだユーザーの参加が少ないのですが、住まいネット新聞びおや雑誌などを通じて実施例が紹介されると、徐々に流れが生まれるものと思われます。
ユーザーに火が点くと、工務店も本格的に動き出します。これは、ぼくのOMでの経験が教えていて、工務店自体からの初動は大体鈍くて、ユーザーが動くと工務店はつよい反応をみせるようになります。これは工務店が持つ請負体質から出ています。
その意味で、第一期のスクールに参加された工務店は先駆的メンバーといってよいと思います。敬意を表します。

「七人の侍」がいつ揃うのか、という問い合わせがありますが、この秋にもメンバーを選抜し、発表する予定でいます。木造ラーメンのスタンダードや、いろいろな自薦・他薦の応募があります。また、若い人たちによる地域型の二次リーグも開始する予定でいます。

今回のMOKスタンダードのスクールは、三澤康彦さんとお付き合いの深い、クラフツマンの工場からも参加されます。
昨日、更新された「びお」の「設計のみつくろい」で、部品を共有することの提案が趙さんからなされています。こうした取り組みと重なることで、かつてない運動になるのでは、という予感をぼくは持っています。
現在、ぼくは「新建ハウジング」の「プラスワン」に連載していて(タイトルは「独立自営工務店という選択」)、これから書く原稿では、このクラフツマンの工場との連携の意味と価値について、踏み込んだ考えを述べる予定でいます。
「プラスワン」の9月号からは、秋山東一さんの連載が予定されています。また、BeVについては、秋山さんは悲鳴を挙げられながら、新ブログを立ち上げられました。
ぜひ、ご覧ください。
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by sosakujo | 2008-09-03 03:19