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小池創作所代表・小池一三のブログです
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わが家のネコ
わが家のネコは、もと捨てネコである。
ある場所で野良ネコが子どもを生んで亡くなった。6匹の子どもが残され、見かねて一匹を引き取った。あとの5匹は死んでしまった。母親の野良ネコの相手は分からない。したがって、わが家のネコは、親戚は分からず、兄弟もいない天涯孤独の身の上である。
子ネコは、どんな子ネコでも可愛いものだが、わが家にきたこのネコは衰弱し、痩せこけていて、何とも貧相で哀れだった。ミルクをくれても、元気に飲み干すことはなかった。口のまわりだけはミルクで濡れていたが・・・。
そのうち、片目がみえないことが分かった。毛は栗色をしているものの、艶がない。大きくなった今も艶がない。やたら抜け毛が多く、ぼくのセーターに引っ付いたりする。顔の貧相さは相変わらずで、どうにかならないものかと、情けないものを感じたりする。
わが家にとっては、三代目のネコである。
三匹とも捨てネコで、一代目は剛毅なネコだった。赤ちゃんのうちは美男子になるものと期待されたが、育つに従い、強烈な性格が露わになった。外にでると喧嘩が絶えず、いつしか全身がキズだらけになり、斬られの与三郎のような風体に変わり果てた。顔にもキズがあり、いつも鼻水をジュクジュクさせていて、何しろ汚かった。スズメ、ハト、ニワトリ、ヘビなどを咥えて帰ってくることがあり、そのたびに家中が大騒ぎした。
このネコを、わが家のお母さんは偏愛した。ぼくは遠く離れてみているだけで、このネコに近づくことはなく、まして抱くなどということはなかった。このネコが老いて、からだの衰弱が目立つようになると、いくらか憐憫を感じるようになったが、ほどなく忽然とわが家から消え去った。お母さんは、あちらこちらを血相を変えて捜し回ったが、とうとう見つからなかった。ネコは潔癖症があって、自分の死体を晒したくないそうだが、破れ浪人のようなネコであっても、ネコの真性を失わずにいたのだと思った。このネコは、わが家にいちばん長く居ついたネコだった。
二代目のネコは雌ネコで、穏和な性格で、きれいな顔立ちをしていた。このネコをわが妻にしようという雄ネコが、ひっきりなしにわが家にやってきた。それを見つけると、ぼくは蹴散らし、追い払った。「油断も隙もない」などとぶつぶつ口にしたら、娘が「うちのネコは、またお父さんが邪魔をしたと思ってるかもよ」と言った。
このネコは美人薄命だったのか、やがて交通事故で亡くなり、火葬場で手厚く葬った。実の娘の方は、美大をでると、そのまま仙台に嫁入りしてしまった。ぼくは「ネコ」より薄情な奴だ」などと毒づいて駄々をこねた。ネコの薄情さは相当のもので、外で出くわして名前を呼んでも、向こうをむいてスタスタと去って行く。萩原朔太郎は、このネコの薄情さが無類にいい、と言うのだが・・・。
わが家のネコの名前は、いずれも「ミーちゃん」で、コピーライターなんだから、もう少し気が利いた名前をつけられなかったものかと、自分でも手抜きを感じることがあるが、ミーちゃん、ミーちゃんと、今朝も大きな声で呼んだ。そうすると、このネコはニャーと鳴き声を挙げて現れる。このネコは顔は貧相だけど、美声である。遠くで鳴いていても、うちのミーちゃんだとすぐに分かる。それに性格がやさしいところがいい。
三代目のミーちゃんは、ぼくに最もなついているネコではある。

ぼくは、寝ても覚めてもネコ、ネコという愛猫家でなく、かなり距離をおいてみている口であるが、いずれのネコも家族の一員だとみている。
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by sosakujo | 2008-04-30 05:55
バスク地方を訪ねた時のこと
5月号の『pen』で、「バスクの旅」が特集されています。サブタイトルは「独自の文化をかたくなに守る、小さな「国」の豊かな暮らし」と印字されていました。
ぼくは数年前に、亡くなった堀田善衛さんの本に触発されてバスクを訪ねたことがあります。その頃、堀田善衛の本をいろいろ読んでいました。長い長い『ゴヤ』を読み、藤原定家やミシェル・ド・モンテーニュのことを書いた本など、手当たり次第に読んでいました。 バスクのことは『スペイン断章』などに書かれていて、それらに動かされて、堀田善衛がそうであったように、ぼくは車でバスクのあちらこちらを走り回ったのでした。
フランスのバイヨンヌからバスクに入り、オンダリビアに泊まり、そこからサン・セバスチャンの三ツ星のレストランを訪ね、ナバラ州の小さな村に寄りながらパンプローナに入り、ゲルニカ、ビルバオなどを訪ねました。
堀田善衛は、世界で最もむずかしい言語としてバスク語をあげましたが、何ヶ国語もの言葉を解し、博覧強記の堀田善衛さんと違って、ぼくは言葉はまったく通じません。それでも「音」としてバスク語を聴いていると、バスク独得の赤茶色の屋根と、起伏に富んだ山と、それから蒼い海とが響き合っていると思いました。京都弁は、京都で聞くのがいちばんというのと同じです。

『pen』に掲載されている写真は、バスクをライフワークとする写真家森本徹さんが撮ったものです。氏の文章が添えられています。森本さんの、ベレー帽を被った人たちの写真をみていて、そうそう、バスク人はみんなこんなふうに鼻が大きかったのだと記憶がよみがえり、シャツの襟足に傘の柄を引っ掛け、田舎道をてくてく歩く、背の低いじんさんのことが、昨日のことのように思い出されました。
バスクは、その多くの地が乾燥したスペインにあって、雨がよく降り、湿り気の強い土地でした。傘は、この地の人が移動するときの必携品です。このじいさんは、どこまで歩くというのか、足早に、黙々と、てくてくと歩いていたのでした。

バスクは、いわずと知れた紛争地域です。ぼくはバスク人は、バスク以外で爆発物を用いることがあっても、バスクのなかでは使わない筈という変な理屈をつけて、周りを説得してバスク入りしたのでした。しかし、バスクは政治的には出口がまったくみえなくて、「ヨーロッパで最も長い戦争」がここで行われています。交通標識の地名は、バスク語とスペイン語と併記されている筈ですが、スペイン語は黒く塗りつぶされています。ペロタ・バスカ(バスクの球技)のコートにペンキで描かれた標語は、言葉を読めなくても、明らかに政治的なスローガンであることが分かり、その根深さに慄然としたものを感じたのでした。
ビルバオでは、当然、フランク・ゲーリー設計に依るグッゲンハイム美術館をみましたが、彫刻のような建物に驚きはしましたが、印象深さでいったら、バスクの小さな村を歩くじんさんや、ペロタ・バスカのコートのほうが、ぼくの場合は勝りました。
ぼくはこの土地で、生涯、最もおいしいものを食べた記憶を持っています。そのレストランでは、料理が喉を通ったとき、全身が豊かさに満ちたのでした。
バスクは、もう一度、行きたい場所です。
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by sosakujo | 2008-04-28 21:44
再結集される「フォルクス」の情熱!
今回の「れんれんゼミ」を受けて、幾つかのプロジェクトが開始されますが、その一つに「Be Vstandard」があります。
その定番学校の要項を発表します。

町の工務店ネット支援イベント
開催日 5月28日(水)~29日(木)
建物見学 長野県松本市Sさんの家(飛曇荘)
設計/秋山東一 施工/(株)美登利屋工務店
スクール会場・宿泊 中の湯温泉旅館
定員/50名
スクール費/23,000円(宿泊費・バス代・講師料・資料代等含む)
✻ 参加者は「Be Vstandard」登録工務店に限らせていただきます。

主任講師 秋山東一(ランドシップ)
ゲスト講師 迫英徳(鹿児島/シンケン)・小澤文明(山梨/小澤建築工房)
プロデュサー 小池一三(町の工務店ネット代表・小池創作所)

15年前、建築家秋山東一をリーダーとする、新しい日本のスタンダード住宅をめざす「フォルクスハウス」の取組みが開始されました。一棟目のモデルハウスを見た工務店から「これで完成なの?」と疑問視されましたが、工務店とユーザーのつよい支持を受け、大きな広がりを持ちました。
「すっぴんの家」「木造打ち放し住宅」と名づけられたこの家は、それまでの住宅の常識を超えるものがあり、それはまた、新しい「設計言語」を伴うものでした。
この「フォルクスハウス」を先導した代表的な工務店が、鹿児島・シンケンであり、山梨・小澤建築工房でした。また、この「設計言語」を学び、影響を受けグッドデザイン賞に輝く工務店が生まれたり、また、当本人である秋山東一は、その後のBe-h@us取り組みを合わせて、「ニッポンプロダクト88」に選ばれました。この賞は、スーパーカブ・カシオミニ・ウォシュレット・プリウスなどと並んで、この50年間に生まれた「プロダクト」全体から選ばれたもので、工業化住宅から選ばれずに、秋山さんの設計を選んだ点に審査員の見識をみることができます。
しかしながら、いかに素晴らしい「設計言語」であっても、創造性を欠いたら消費されるだけです。もう一度、この「設計言語」に生命を吹き込み、創造性を取り戻そうという取り組みが開始されました。ここに、先導的メンバーが再結集し、実りある議論を通じて、新しい可能性を探りたいと考えます。 

✻参加要件等は別紙「BeV standard」リーフレットを、小池創作所宛てにご請求ください。
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by sosakujo | 2008-04-25 16:07
町の工務店ネットの、新しい展開
町の工務店ネットが発足して、もうじき一年になります。

町の工務店ネットと協同組合もくよう連は、この一年、二人三脚でやってきましたが、ネットと協同組合は性格が異なり、一方は自由なネット展開を目指し、また一方は協同組合法の拘束をうけますので、相互の発展のために、両者で話し合ってそれぞれ独自の取り組みを進めることになりました。もちろん、「れんれんゼミ」のようなものは、今後も共同・協同して開催することを約束し合っていますし、メンバーの重なりもあります。

町の工務店ネットの方は、今後、顧客と工務店をつなぐwebによるリンク展開、設計・技術・営業の情報サービス、、建築家を交えたスタンダード住宅の展開などに、独自の切り口と境地をもとめます。このあたりは、少々はぼくの経験が生かせるかなと思っていますが、新しく発足する工務店メンバーによる運営委員会の方々と一緒に、いろいろな企画を立てて行こうと考えています。
ただ、こうした流れを受けて、ぼくが町の工務店ネットの代表を務めることになってしまいました。ぼく自身は、年でもあり、もう組織の前面にでて仕事をすることはやめようと思っていましたので、この予想外の話に戸惑ってはいますが、ネット的展開の可能性を語ってきた「言いだしっぺ」ということもあり引き受けざるを得ず、まあ精一杯、努めさせていただくことにします。

ネットは、時空を超え、組織の枠を取り払って、自由に交わり、自由に技術を取り出し、チョイスできるところに、そのおもしろさと可能性があります。
工務店業界は、意外と「攘夷」主義が強く、閉鎖的な体質を持っています。しかし、縛りをつけて組織を保持するというやり方は、もう通らなくなっているのではないでしょうか。「開明」的であるべきです。

今回のゼミの交流会で、ある工務店から「自分は小池さんが好きでないかも知れないグループにも属しているが、それでもいいのか」という話がありました。
ぼくは、「工務店はしたたかでよくて、あちらからお客が取れればやればいいし、こちらのノウハウがおもしろそうだと思えばやればいいし、それはその工務店が地域でどういう仕事をしようとしているのか、まさにそこに掛っているのであって、誰に遠慮することはないと思うけど」と答えました。お金を出しているのは工務店ですからね。いいも悪いも、何もありません。
選ぶのは工務店であって、選ばれるのがフランチャイズであったり、グループであったり、ネットであったりするだけです。
リーダーやネットワーカーは、いつもこのことを心して取り組むべきです。

むろん、節度や良識や礼儀は大切にされなければなりません。
この点、日本人は誇れる資質を持っています。一方それが、長いものにまかれろ、寄らば大樹など、自縄自縛に陥る弱さにもなっています。このあたりの区分けはむずかしくて、みんな悩むところですが、ぼくは人間に正しい生き方があるとすれば、自分の立場をはっきりさせることであり、工務店の場合は、地域に立って考え抜くことだと思っています。その結果を、組織や人があれこれいうことはない、とつよく思います。
そういう意志を持ったメンバーで構成された組織は、かならず伸びますし、ぼくはそんなネットをめざしたいと念じています。

みなさん、新しい町の工務店ネットをよろしく。
のびのびと、しかし熱をこめて進めたい、と思っています。
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by sosakujo | 2008-04-25 09:50
おもしろかった、れんれんゼミin大阪 
23日~24日にかけて、れんれんゼミin大阪が開かれました。
180名の参加者によって、大いに盛り上がりました。こういう集まりの盛り上がりは、昼間のプログラムより、夜の交流会に現れるものですが、夜の交流会の、溢れる活気にも興奮しましたが、昼間の講師陣の話の内容も、かなり「おおっ!!」というものがありました。
講師陣は、よくぞ出揃ったというメンバーで、それぞれよく準備された、密度の濃いお話でした。まったくのところ安い講師料であるにかかわらず、それぞれ全力投球でやっていただけました。それは最前列で聞いていて、よく分かりました。講師を務めていただいたみなさんに、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
夜の交流会の一本締めに立たれた、鹿児島シンケン・迫さんは、「思っていた以上の話でよかった」と感想を語られ、20年と10日前にOMソーラー協会の説明会に参加して「これだ!!」と思った時と、同じような気持ちを持てた、それは人生で二度目のことだといわれました。この話に張り詰めていた気持ちがふいと溶かれて、久々にしあわせな気持ちを持てました。
迫さんと、秋山さんと、ぼくのスリーショットの写真なども撮っていただき、あまりそういうことをやらないタチなので少々照れましたが、たのしいひとときでした。

これからが、大変だと思っています。
次々に定番学校が待ち構えていますし、やるべきこと、なすべきことは山ほどあります。
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by sosakujo | 2008-04-25 09:31
もうすぐ、れんれんゼミin大阪
事務局からの報告では、参加者が170名を超えました。
このゼミは「工務店の家のつくり方」をテーマとし、最前線に立つ建築家から、スタンダード住宅の提案をしてもらうという内容です。
ぼくはこのゼミ全体のプランを立てました。
師走の京都南座恒例の「顔見世興行」ではありませんが、よくこれだけ出揃ったという講師陣です。メンバーをみただけで熱気が伝わってくるようです。連休前の忙しいなか、これだけの参加者申込みがあるのは、快く講師を受けていただいた賜物です。この場をお借りしてお礼申し上げます。

テーマにしたスタンダード(定番)住宅については、ぼくの方では、すでに趙海光さんと一緒に、二次にわたって学校を開いています。
今回の講演者のうち、三澤康彦・村松篤・秋山東一三氏からプロモーションを依頼されました。この10日間ほど、このとりまとめに腐心しました。考えれば考えるほど、なかなか難しくて悩みました。それでブログの方がお留守になってしまいました。
一口にスタンダード(定番)住宅といっても、三氏の個性・手法は異なるので、学校の開き方、工務店にどう受け入れてもらうかも、一律的なやり方で通せません。そんなわけで三氏三様のやり方を編み出しました。まあ、ユニークなものになったのでは、と思っています。その内容は、お三人の当日の報告を楽しみにしてください。
またゼミの冒頭に、ぼく自身も「メーカー志向でもない伝統回帰でもない、クラフッマンの工務店という選択」と題して40分間お話します。
話の骨子を、次の4点に絞りました。
① 日本にスタンダード住宅は、なかったのか?
② 戦後、スタンダード住宅は何故失われ、消えたのか?
③ 今、何故スタンダード住宅がもとめられているのか?
④ 新しいスタンダード住宅は、どうしたら実現されるのか?
おもしろい話にすべく、今、懸命に準備しているところです。
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by sosakujo | 2008-04-19 19:00
温暖化対策「センター別」方式の問題性
地球温暖化防止の日本の対策は、「センター(産業部門)別積み上げ」方式を選択しています。この方式は、今年1月末にスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムの講演で、福田首相が提起したもので、「エネルギー効率などをセクター別に割り出し、今後活用される技術を基礎として削減可能量を積み上げる」方式をいいます。
このやり方は、国別の削減総量目標をまず決めて、その目標を達成する手段を考えるという京都議定書の方式を否定するもので、経団連の「自主行動計画」に沿ったものです。一体これは何なんだと、世界の環境NGOから、つよい批判が浴びせられています。
京都議定書で日本が約束した90年比でマイナス6%という目標は、現況、6.4%増大(06年度速報値)していて、首相がそんなことを口にするようでは、日本は京都議定書を守る気はないのでは、と疑問をもたれているのです。
この「センター(産業部門)別積み上げ」方式では、単位あたりの相対的な排出量を減らす事はできますが、生産高が増えた場合に絶対的な排出総量を削減できる保障は何もありません。
これでは削減が目標になりようがないのです。
ヨーロッパの究極の目標は、CO2の排出総量を産業革命前に戻すこととされています。
アメリカの大統領が、初の黒人あるいは女性大統領に変わると、最初に手をつけるのはヨーロッパとの協調主義といわれており、そのポイントは環境問題へのアプローチにかかっています。アホなブッシュに付き合って、「センター別積み上げ」方式などというバカ(不徹底)なことを言っていると、日本だけが取り残されてしまいます。
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by sosakujo | 2008-04-19 18:58
京 静華行ってきました。
京 静華が4月20日オープンということを、先のブログに書きました。
このオープンに先立って、これまで静華の建築を担当してきた関係者が招待を受けました。
遠州病院(当時)の裏はあった最初のお店は、村松篤さんが設計されました。
二番目のお店は、伊礼智さんが設計されました。
そして今回は、永田さんが設計されました。
きのうは、この三人の建築家が一堂に揃いました。
料理はバッチリでした。
料理の写真は伊礼さんが一品一品撮っておられ、その写真は、くわしい解説付きで伊礼智さんのブログに出ていますので、そちらをご覧ください。

お店には、JR京都駅から地下鉄に乗っていきました。烏丸御池で東西線に乗り換えて、東山駅で降りて、電車の進行方向の出口にでて、それを大津方面に歩いて、最初の道を左に折れると白川の川沿いの道にでます。これがなかなか風情があっていいのですが、それを歩いていくと右手に平安神宮の大鳥居が見えます。
そこを左に折れると観世会館(能楽堂)があって、有燐館があって、その隣がステーキ屋さんで、その隣の階段を上がったところが「京 静華」です。目につく看板は出ていません。玄関戸の横に、小さな表札程度があるだけで、ひっそりしています。非常に分かりにくいので、注意してみないと通り過ぎてしまいます。
一階にピザ屋さんの窯がガラス越しに見えますので、その二階という方が分かりやすいかも知れません。
中に入ると、白一色の世界です。北海道噴火湾産のホタテ漆喰が塗られました。白一色の中華料理屋さんは、ぼくの知る限り、ここだけかも知れません。こじんまりとしたお店ですが、神経が行き届いた設計です。料理の前に、永田さんの設計を、どうぞ味わってください。
厨房は大きいのですが(まだ満足していないとのことです)が、席は幾つもありません。予約で埋まらないとアウトなお店ですが、すぐにいっぱいなので、予約しておかないと食べられないかも知れません。
何はともあれ、おめでとう。
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by sosakujo | 2008-04-16 13:47
春が来た。筍がやって来た。
春になって何が嬉しいかというと、櫻もあるけれど、筍を食べられるほど嬉しいことはない。
きのう、入政の新野さんが自分ちの竹薮から掘り出した新鮮な筍を届けてくださいました。これを一分一秒争って茹でます。昨日は米糠がないので、米のとぎ汁で茹でました。
まず皮を剥きます。ビロードのような茶色の毛が生えていて、何でこんなにきれいなんだろうと感心します。新鮮な筍は、えぐみが少なく、甘味があって、歯ごたえがあります。日本で一番おいしいといわれる京都乙訓の竹薮は、粘土質です。その上に畑一面にわらを敷き、その上に置土して栽培されます。筍は空気にふれ、光にあたると硬くなりますので、地下にあるうちに「ほり」と呼ばれる京都独特の農機具を使って掘取ります。
この京都乙訓の白子筍を宅急便で取り寄せて食したことがあります(2万円もしました)。しかしそれよりも、新野さんが自分ちの竹薮で掘り出した筍の方が断然おいしくて、それは一にも二にも筍は新鮮さにあるというのが、ぼくの見解です。竹の旬と書くぐらいですので・・・。
京都乙訓で白子筍を食べられたら、それはおいしいにきまっていますが、宅急便で送ってもらって食べるものではなかったように思います。
きのうは土佐煮と味噌和えにして食べました。今日のお昼は、事務所で筍ご飯です。
新野さん、ありがとう。
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by sosakujo | 2008-04-14 09:56
新建ハウジング4月号
業界紙の新建ハウジングが発行している月刊誌『プラスワン』4月号に連載記事が出ました。「独立自営工務店という選択」というタイトルで、今回で2回目の連載になります。毎月5ページなので、結構、文章量の多い連載です。昨日、次号分を書き上げました。結構、悩んで書いた原稿です。悩んで書いたからいいものになったかというと比例しません。さっさと書いたものの方がよかったりします。このあたり、むずかしいところです。
連載は、このほかに季刊誌『住む。』の「森里海ものがたり」と「センス・オブ・プロポーション」と、あと一本の連載を抱えています。
『住む。』の次号は、このブログでも書いた北海道の噴火湾のことを書きます。発行日が洞爺湖サミットと近いということもあって、噴火湾を取り上げることにしました。これは楽しく書けそうです。噴火湾の次は、香川の溜め池を取材して、それを秋号に載せようと思っています。
冬号は、この冬に取材した会津の木地師の話を書きます。
冬に取材したけれど、掲載が夏だと雪景色になるので、サイクルとしては一年遅れの掲載になります。書き溜めておけばいいのですが、掲載が来冬となると筆が向きません。記憶は遠退きますが、つよく記憶に残っているものだけが鮮明になりますので、この位のタイムラグがちょうどいいのかも知れません。

「れんれんゼミin大阪」の参加者が増えているという連絡がありました。
いま、当日配布する資料の原稿をかいているところです。
まだ申し込みを受け付けていますので、早めにお申し込みください。
なかなか充実したゼミナールになりそうです。
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by sosakujo | 2008-04-13 15:52