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小池創作所代表・小池一三のブログです
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中流社会の崩壊
  下流社会ということが言われ、格差社会から「超格差社会」(最新版の『newsweek』の特集記事)といわれるようになりました。人間の労働が会計帳簿上「物件費」に組み込まれる時代に入り、いろいろなものが液状化しています。「中流」の液状化が「下流」化の出現であり、この中流の崩壊が住宅業界を直撃していて、住宅建築数の大幅な減少を生んでいます。
  殊に戸建住宅の主対象は中流ですので、そこが液状化し、失われるということは、その分マーケットが縮小するわけですので、大変でない筈がありません。そこに持ってきての「改正基準法問題」ですから・・・。
  アメリカのサブ(下層)プライム(優遇)ローンが問題になっています。
  返済が焦げ付く恐れのある信用力の低い人向けの、金利が高い住宅融資で破綻する人が、今アメリカで急増しています。当初の支払いを楽にして、住宅の値上がりを前提に金利が上がって行く仕組みが、来年、本格的に作動すると、払えない人が大量に発生します。そしてこの破壊震度は、そのまま日本を襲います。
  サブプライムローンの最大の問題性は、これを証券化して売ってきたことです。アメリカの大手金融機関は、ほかの証券と組み合わせてこれを売り、この損失額は日本円にして33兆円にも及びます。「カジノ資本主義」の典型ともいうべき、この危険な証券を、日本の銀行はたくさん握らされています。
  日本の銀行は、1990年代初頭のバブル崩壊で、巨額の損失を生みました。これを救うために超低金利政策を敷き、数々の構造改革を行いました。それで少しばかり回復基調に移ったかと思ったら、また巨額損失が生まれそうで、こうしたツケは全部といっていいほど国民に回されてきたのに、またこれかよ、という感じです。
  中流の崩壊(下流の出現)も、雇用制度や年金制度の破綻も、住宅建設戸数の減少も、全部この大きな歯車の中で軋み、生じていることです。
  この全体の問題を見たとして、何がどうなるわけではありませんが、誰に、何を、どんな価格で提供するかを考えなければなりません。どんな時代になったって、住宅をつくる奴は住宅をつくって飯を食わなければなりませんので・・・。
  
  年金に関して、老人を○○人の人間が支えなければならない、という話がよく出されます。あれを聞いて思うのは、老後のために年金を掛けてきたのであり、払ったお金はどうカウントされているのかという疑問です。
  計算上、払ったお金は消えちゃうそうですね。
  それは国庫にきちっと蓄えられているのではなくて、かなりまで使っちゃっ(国民が望まないことに)ていて、これからの人がそれを補充するとのことで、だから「○○人の人間が」という言い回しになるそうです。
  若い連中に面倒を見てもらう、といわれるのは、しかし癪ですな。
  年金が支払われるのは、まだまだ先ですが。
  
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by sosakujo | 2007-11-30 15:25
東京ビックサイトのシンポジウム
熊本に発つ前に、有明ビックサイトで開かれたエコビルド展で、伊礼智さん、田中工務店(江戸川区)さん、タレントの高樹沙耶さん、司会・迎川利夫(相羽建設)さんによるシンポジウムに参加しました。会場には見知った人たちが多く、鹿児島シンケンの迫さんにも久しぶりにお会いして、たのしく話す機会が得られました。
  で、座談会ですが、最初に迫さんが設計された高樹沙耶さんの「週末住宅」が、住まい手本人によって紹介されました。ブランド品に囲まれたバブリーな生活から脱皮して、自分の住処を生み出すプロセスと、その作事の詳細が、迫さんとのやりとりのおもしろさを含め語られました。それは迫ワールドそのものでありましたが、このワールドと、伊礼さん、田中さんがなさっている東京の狭小敷地での悪戦苦闘と、その「浄化作用」とも言うべき「9坪ハウス」とを、迎川さんが、さてどう橋を架けるのか見ものでした。
  ちょっとムリがあったかな、というのがぼくの正直な感想です。
  沖縄の住まいなどと繋ぐことで、両者を解こうとしているのだけれど、描いたストーリーの通りに会話が作動しなくて、ディスカッションとしては、会話が司会によってチョキチョキと裁断されて、論理の重なりや連なりが得られなかったように思います。
もともと、こういうテーマをタレントさんに語らせるのは酷に感じられ、さらにはまた、このタレントさんを雑誌の編集長に祭り上げているムリも感じられて、そういうモロモロまでが透けて見えて、聞いていてツライものを感じました。こういう話は、迫さんと伊礼さんの対論というカタチでやる方がよかったのでは、と思ったりしました。
ただ、ここで解こうと試みられた、土着的な建築と、都市型住居との間にどう橋を架けるかというテーマは、掘り下げられるべき重要なテーマであって、それに果敢に挑戦し、論理を組み立てようとした迎川さんの努力は買っていいと思います。「公の場」でやる前に、内側での論議をしっかりやっておいて……。
ぼくは、この論議を深める場合、京都の町家などの知恵にも学ぶべきだと思っています。洗練された「土着」が京町家にあります。熱的環境との関係では、坪庭は通風のためではなく、溜まった熱を上昇させる装置だという荒谷登先生の貴重な論考などもあります。藝大の片山和俊さんがなされた世界の都市の分析なども貴重な成果です。こういうことは、かつてOMで熱心にやられたことで、『ソーラーキャット』で真鍋さんが盛んに取り上げたことでもありました。
  「東京町家」を、単にコピーライティングの世界に留めないためにも、このテーマは掘り下げられるべきことと思われたのでした。
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by sosakujo | 2007-11-27 08:46
飛行機の運賃について一言申す
  羽田から熊本に行って、熊本から中部セントレア空港で戻ってきました。今回の熊本訪問は「九州:住まいを予防医学するスクール」に参加するためで、スクールは熊本大学医学部の原田幸一教授の話を皮切りに、熱のこもったものとなり、ぼくも1時間20分ほどお話しする時間を与えられました。武山倫さんも講師を務められました。参加者は27人で、なかなか盛り上がったわけですが、東京-熊本も、熊本-名古屋の飛行運賃も結構高くて、日本は移動にお金が掛かることを、改めて痛感しました。
  けれども、主要路線である東京-博多、東京-千歳は、競争が激しいこともあり低く抑えられています。今の日本のことで、義憤を感じていることはいろいろあるけれど、地方都市に行くたびに、この運賃の高さは何なんだと思って憤怒に耐えません。殊にJALやANAしか入っていない地方空港は、いいようにやられているという感じで、採算割れだから致し方ないという前に、公共交通とは何なのかという根本に立ち返って考えるべきなのでは、とぼくは思います。
  今の日本は、ローカルを解体して行っており、不平等は拡大するばかりです。 
  とても高い飛行機代ですが、それによって同じ県内の都市に行くよりも、東京は近いところになっています。 たとえば島根県の益田から松江に行くよりも、益田(石見空港)から東京に行く方が時間的には近いのです。一極集中というけれど、それはこの不平等を首肯することによって成り立っているのであり、主要路線をめぐる競争に血道を挙げる前に、この改善を思い立つ人が国土交通省や航空会社の人にいないのかと詰りたくなるのです。
  
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by sosakujo | 2007-11-26 19:56
カミュが書いた「空の上のコルド」
  季刊誌『住む』の冬号に、山形県の金山町のことを書きました。
  発行は12月20日頃です。

  山形県金山町は独創的な町です。日本ではとてもめずらしい町です。
  けれども、金山町のような町はヨーロッパではよく見掛けます。それで自分が訪ねたことがあるフランスのコルド・シュル・シェルという町のことを文中紹介しました。トウルーズから車で2時間位のところにある町です。
  今回の文章の中で、ぼくはコルド・シュル・シェルのことをこう書きました。

  カミュ(アルベール・カミュ/『異邦人』『ペスト」などで知られる作家)が、「そこではすべてが美しい、悲しみさえも」と書いたコルド・シュル・シェルという町が、ピレネー山脈の麓にある。その町は、「空の上のコルド」と呼ばれているのであるが、それは景観を守ることに意思を持つ町への敬意をこめた形容である。
  この町は、十五世紀にペストに襲われ、一度ならず二度までも、ろうそくの火が消えるように滅びてしまった町である。人がこの町に戻ってきたのは二十世紀に入ってからである。わたしはこの町の小さなホテルに泊まり、ホテルの窓から、息を呑むような美しさを持った田園風景に接し、「空の上のコルド」という形容に、なるほどと感服した。
  スイスやドイツで用いられるゲマインデという言葉は、自治体あるいは共同体という程度の意味を持つ言葉であるが、自分たちのことは、自分たちで決るという、つよい意思がこめられている。金山町に感じたのはこのあり方で、それは右向け右を習い性とする日本の市町村にあって、とりわけ独創的な話である。

  ぼくが「空の上のコルド」で泊まったホテルはパテシェのレストランで、料理は大したことないなと思っていたら、デザートが4皿出てきました。ぼくはそこが有名なパテシェ・レストランを持ったホテルということを知らずに予約したのでした。
  この一皿一皿が、ひどく気合が入ったもので、ようやくのこと一皿を食べると次の皿で出てきて、4皿目が出たときには、いくら甘党のぼくであっても、もううんざりという状態でした。
  そのホテルは狭い坂道の途中にあって、しかも濡れた状態の石畳でした。ただでさえ、左ハンドルの5段変速のレンタカーにどぎまぎしていましたので、この狭い坂道には心臓が破裂しそうでした。チェックインが遅かったこともあり、早速夕食ということで、そこへ先の4皿にぶつかったのでした。カミュの不条理小説の世界に、そういうカタチで遭遇したという次第です。
  ぼくは、プーシキンが詩に詠んだグルジアの十文字峠だとか、得てしてそういうところに行きたがる奴ですが、実際に行ってみると、何故かヘマばかり経験しています。文学の世界の想像が勝ちすぎて、現実と食い違ってしまうのです。これはいい映画を見て外に出た時に経験するそれに似ているのかも知れません。
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by sosakujo | 2007-11-22 12:40
「定番住宅」という考え方
  12月6日~7日の「れんれんゼミin浜松」(主催/町の工務店ネット)にて、建築家の趙海光(ちょううみひこ)さんの、「町家型住宅シリーズ」が発表されます。ぼくは、これをプロデュースしていて、「定番住宅」シリーズの第1回目の発表と位置づけました。
  中流層の生活破壊と「下流社会」の出現という、大きな社会の変容を受けて、「手ごろな価格で実質価値の高い住宅」は、これからの工務店の生殺を決めるテーマになるのでは、という状況認識を持っています。ぼくは、町の工務店は、しっかりスタンダード住宅(定番住宅)をつくることが大事で、その情報化の一環として、今回の仕事に取り組んでいます。
  この仕事は、秋山東一さんや菅波貞夫さんと始めた「フォルクスハウス」の延長線上にあるもので、今に始まったことではありませんが、もう一度新鮮な気持ちで取り組もうと、やり始めたのです。たまたま趙さんが「町家型シリーズ」を計画されていて、それに乗った感じでありますが、ぼくとしては、どんぴしゃり相互のタイミングが合ったと思っています。
  今回の発表会には秋山東一さんも駆けつけてくださいます。賑やかな発表会になりそうでワクワクしていますが、若手の三人が、いうなら前座を務めて、真打である趙さんが一時間、ほかの三人が「私の定番」と題して、それぞれ20分間発表する予定です。
  発表された定番をハウスメーカーのように「商品化」しないで、発表者を中心に「この指とまれ」で勉強会を開いていって、地域ごとに「マイ・システム化」をはかっていく方式を採ろうと思っています。
  フォルクスハウスが、結果において大きな意味を持ち得たのは、それを工務店が自分のものにすべく、よく勉強し、地域ごとに発展させたことにあります。秋山さんの頭の中にあったことを、鹿児島のシンケンさんや、甲府の小澤建築工房さんたちが具現化し、それぞれのフォルクスハウスを生んで行きました。それは秋山さんの発想なくしてあり得なかったことで、ぼくは秋山さんがなさったことは、とても大きかったと思っています。
  今回も、いい切っ掛けが生まれればいいと思っています。
  ただ、設計者の立場をどう考えるかという点で、「いいとこ取り」してさよなら、というご都合主義に対しては、ぼくなりに思うところがあります。建築家と工務店の相互関係については、このゼミで、ぼくなりの提案をしたいと準備しています。
  刺激的なゼミになりそうです。
  
  

  
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by sosakujo | 2007-11-21 18:37
九州・住まいを予防医学するスクール
   お知らせ2
   浜松のゼミの前に、11月25日に九州の熊本でスクールが開かれます。
    
タイトル/九州・住まいを予防医学するスクール
サブタイトル/QOL(生活の質)の向上・医・食・住の町医者として!

  趣旨
  健康な居住のあり方を創造し、高いQOLのもとで自己実現を図ることを研究目的とする「健康・住まい・環境研究会」が熊本大学医学部内に設立されました。これと軌を一にして、住まいを‶いのちの箱″と考える、「町の工務店ネット(事務局:京都市)」が立ち上げられました。
  この二つの組織の誕生を記念し、この二つの組織が目的とするところ、その内容、その意味と価値、その展望について、しっかり話を聞くため場を設けました。九州各地で活躍する、それぞれの取り組み、現場の活動と響き合うスクールに、あなたの積極的な参加を呼びかけます。

  11月25日(日)10:30~16:00
  会場:熊本市東部交流センター

■プログラム
10:30 ご挨拶 松下 修 (松下生活研究所)
10:40 記念講演  原田幸一(「健康・住まい・環境研究会」熊本大学医学部教授)
12:00 昼休み
12:45 住まいを予防医学する時代がやってきた 小池一三(小池創作所代表)
14:00 サスティナブル建築の現在とこれから 武山倫(建築家)
14:45 森林認証の家づくりと健康・住まい・環境 矢房孝広(諸塚村企画課)
15:30 町の工務店らしい受注・設計の進め方 実践研究 水田和弘(ミズタホーム)
16:00 終了

参加費用/5000円
※ 参加者全員に、評判の『住まいの予防医学の本』がプレゼントされます。
[主催]  松下生活研究所  
[共催]  町の工務店ネット 「健康・住まい・環境研究会」

お問合せ:松下(松下生活研究所) 熊本市健軍3丁目27-7  TEL:096-368-7125 
お申し込みはFAX096-360-1319 
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by sosakujo | 2007-11-12 10:32
れんれんゼミ in 浜松のお知らせ
お知らせ
  町の工務店ネット主催のゼミナールが下記の内容で開催されます。
  今年最後の大きなゼミナールです。
  ぼくもパネラーとして報告に立ちます。

タイトル 「緑の時代」を生きる工務店

れんれんゼミ in 浜松
主催/町の工務店ネット  町の工務店が求める技術ノウハウをネット
共催/ロケットハウジングシステム協会  ムク材の最適金物を追求するグループ
日時/12月6日(木)11:30開始 ~ 7日(金)15:10終了
開催地 / 静岡県浜松市(ゼミ会場/ホテルコンコルド浜松)
参加費 / 宿泊費・交流会費・バス代・12月7日昼食代・資料代・講師等を含みます
        ●町の工務店ネット登録工務店・RHS協会会員 28,000円(税別)
        ●上記外工務店 他 30,000円(税別)

趣旨/ムク材(国産材)利用の技術可能性を探ります
  工務店は、日本の住宅の60%を造っています。一方、国産材自給率は20%前後に低迷しています。それはつまり、日本の工務店が国産材を使っていないことを意味します。荒れるにまかせる人工林利用は、環境問題を考える上でも急務の課題であり、それは各地の林業者と、町の工務店に課せられた責務といえます。それはまた、山と町とをつなぐ方法の模索を意味します。魅力のある住宅を、手ごろな価格で提供できなければ、どうしたって、消費者の支持を得られないからです。
  今回のゼミナールでは、あえてムク材(国産材)利用に金物工法が是か非か、という問題を投げかけます。日本の伝統建築は、木と木を組み合わせることによって、地震に負けない家を造ってきましたが、金物が使われなかったわけではありません。法隆寺にも釘は使われています。限られた予算の中で、自然素材のムク材を用いて、広々とした空間を可能とし、構造的にムリのない架構をどうやって実現するのか、その具体的な「解」を、このゼミにもとめたいと考えます。

■ プログラム
浜松に着いたら、まず、バス建物見学へ。三つの建物を見学します。
① 一軒目  天竜川の河畔に建つ『永島の家』、ロケット工法の家です。
② 二軒目  天竜の山里に建つ、職人技が光る建築途中の家です。
③ 三軒目  市街地に建つ『広沢の家』、混構造のソーラーハウスです。
◎ 見学終了後、ゼミ会場へ。 充実の講演&パネルディスカッションのスタートです!

講演と報告  (敬称略)
1日目  17:00 ~ 18:00
ごあいさつ  築出恭伸 (町の工務店ネット代表)
平嶋義彦 (名古屋大学名誉教授)
日本建築の歴史をたどり、その養分を汲み出し、木造工法の可能性を探っていただきます。
*1日目の夜に、交流パーティを開きます。全国各地の工務店による交歓の場です。
   
2日目
午前の部  8:30 ~ 12:00
報告者/武山倫(建築家) 「建材テスト」の結果を発表!
  実証テスト(第1回珪藻土)の結果発表と、調べる必要を述べていただきます。
齋藤陸郎 (ロケット工法開発者)
  ムク材の最適金物とされるロケット工法開発者に、技術の真髄を語っていただきます。
小池一三 (近くの山の木で家をつくる運動宣言・起草者)
  質のいい木造住宅を、手ごろな価格で提供できる「定番住宅」の考え方を述べます。
パネルディスカッション  
司会/天野礼子(作家・森里海連環学実践塾塾長) 
各報告をもとに、日本各地を取材する司会者のもと、これからの山と町の関係をグランドデザインします。パネラー/平嶋義彦・斎藤陸郎・小池一三

建材の実物展示   
* 休憩を利用して、〔建材の実物展示〕をご覧下さい。
ロケット工法の金物・ソーラーれん部材・建築用のデザイン金物(庇などのおもしろ金物)・免震技術。『住まいを予防医学する本』 (発行:町の工務店ネット) で提案された工務店の一押し建材の数々。北海道からの出展・ほたて漆喰壁(あいもり㈱)の実演を行います。事例も建物見学会で紹介します。

午後の部  13:00 ~ 15:10
  建築家 趙海光の挑戦! 
  定番住宅「町家型住宅」シリーズを、しっかりとプレゼンテーション。
  趣旨  〔定番住宅を生む!〕
  日本のプレハブ住宅は、プレハブといいながら「定番」を生んでいません。日本のプレハブはプレハブではなく、つまるところ「商品化住宅」でしかありません。町の工務店はどうかというと「注文住宅」のタコ壷にはまって窮々としています。
  地域性を映し出しながら、ある大きさの土地、ある家族像、ある限られた予算を踏まえて、その枠組みの中の極上住宅といえるものを、どう生み出すか?町の工務店は、拠点とする地域にあって、最大公約数(標準)的住宅を、ちゃんと造れることが大事です。
  「質の高い住宅を、手ごろな価格で」という基本コンセプトに基づく「定番住宅」を、建築家に提案してもらい、それを工務店が、それぞれの地域に合わせてマイ・システム化する、注目の新方式を発表します。

  ぼくの定番、わたしの良きパタン 
  高橋貴大・縣美樹・市川雅雄 気鋭の若手建築家による競演  
  若手建築家三人にも「定番となる住宅」を提案していただきます。

閉会のことば  山﨑博司(町の工務店ネット事務局長)  
来年のイベントなどを発表します。
解散(JR浜松駅までは、バスでお送りいたします。)

締切日/定員に達し次第締め切ります。  
お早めにお申し込みを!  FAX 053-476-1313
◎参加をお申し込みされた方には、改めまして開催前に、
集合場所等の最終案内をご送付させていただきます。
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by sosakujo | 2007-11-12 10:30
ジャパンホームショー「ヤマトタテル」
  14日から有明ビックサイトにて「ジャパンホームショー」が開かれます。そこに三澤康彦さんが設計した実大モデルが展示され、終了後はヤフーのオークションに出されるということです。ピーター・ズントーが、ハノーヴァーの万博のスイス館で、仮設建物を期間中に乾燥させて、事後、その材をスイスの保育園に用いたという離れ業をみているので、さて、三澤さんがどんな仕掛けをするのか興味津々です。展示ブースの名前は「ヤマトタテル」という名前で、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」をもじってのことですが、「山と建てる」をもじってのことでもあります。
  このブースに、町の工務店ネットの運営母体である、協同組合もくよう連が出展します。それならということで、期間中、非売品である『住まいを予防医学する本』を特別頒布させていただくことにしました。また、それならということで日本住宅新聞と北海道の藍杜工房(ホタテ漆喰壁)のブースにも本を置かせてもらうことにしました。他にも置いていいよ、というところがあれば、この場を借りてお願いします。
  というわけで、黄色い本をみんな持って会場内を歩いてくれるといいな、と思っていますが、目論見通りに行くかどうか・・・。
  ぼくも期間中は会場に詰めていますが、懐かしい面々と会うと話が弾んでしまって、店番がおろそかになるかも知れません。一緒にいて、一種に売っていただければ一番いいのですが・・・。お待ちしております。
  
  
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by sosakujo | 2007-11-11 19:19
練達の職人による、木の家。
練達の職人による、木の家。
上記のタイトルで、建物見学会が開かれます。
詳細は、

町の工務店ネット建物見学会 in 京都宇治・ツキデ工務店
日時/11月8日(木)11:00~夕刻まで
開催地/京都府宇治市又振 参加費/無料

  ツキデ工務店は、伝統的な木造建築に造詣を持ち、練達の職人たちと「連」を組んで、京都宇治を拠点に仕事をしている工務店です。
  今回の建物は、地元の宇治川畔に建てられました。宇治は『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台となった場所であり、平安時代初期から貴族の別荘が営まれてきました。いうなら、日本の別荘建築の走りであり、メッカのような土地です。
  今回の建築主は東京の人であり、まさにこの「平安貴族の別荘」の乗りで、この建物を建てられました。建物からは、宇治川や大吉山、朝日山をまじかに望めます。また、宇治上神社・平等院や、「源氏物語ミュージアム」にも散策することも出来ます。晩秋の宇治を堪能してください。
  木の家は、時間デザインの建築であり、薄っすらと汚れが出た頃に良さが滲み出るといわれますが、白木の香りも芳しい新築時もまた、初々しくていいものです。材は吉野杉・吉野桧を用い、古材の欅を再利用し、赤松の丸太をあらわしで仕上げています。これらの材を職人たちが、どうこなすのか? 
  今回は、建築主に手渡す手前の、まだ湯気が立っている状態をご覧いただけます。見学時間は、夕刻まで制限を設けません。目を皿にして、じっくりとご覧ください。

お問い合わせ・お申し込み
町の工務店ネット 浜松分室  ⇒ ⇒ ⇒申込先 FAX:053-476-1313
〒430-0901 浜松市中区曳馬1-21-3-c1 TEL:053-476-1300
(受付窓口/小池創作所)
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by sosakujo | 2007-11-06 14:34
静華その後、これからの静華
  今年の春、いつもお客がいっぱいで賑わっていたお店を、さっさと畳んでしまって、なんとも惜しいことをするものだといわれた中華料理店があります。この店のシェフは、もう一度修行に出掛けるのだと北京へと向かいました。
  彼がつくる料理は評判が高く、浜松にお店があるのに、ずいぶん遠方から泊りがけでいらっしゃるお客もいて、細かいことをいえばお店の建築費(伊礼智さんが設計した店でした)などの借金をようやく完済して、いよいよこれから蓄えをつくる段階にあって、この挙にでたのです。一体何があったんだ、と周囲の者すら訝しんだものでした。
  別に中国料理界から招請を受けて北京に向かったのではありません(それだけの技量と資格を彼は有していますが)。若い20歳位の料理人を目指す生徒たちと同じ身分になり、一介の生徒になって、もう一度勉強するのだと北京に向かいました。変といえば、かなり変なおじさんです。
  この不可解な行動をとった人物こそ、ぼくの古くからの友人、静華のオーナーシェフの宮本静夫さんです。前にも、このブログで書きました。
  その彼が一時帰国して、一昨日、浜名湖の料亭でふぐを一緒に食べました。ぼくはこのブログで、料理のことを語ったのはいままで静華の料理だけですが、この夜のふぐは「友あり遠方より来り」ということもあって、印象深い食事となりました。
  彼は、学校で山になったじゃがいもの皮を剥いたり、手のひらでマントウをつくる作業を延々とやったりという教程を経て、中国の国家試験を受験して合格し、もう一段高い教程へと進んでいる現況から、混み合うバスに乗って通学し、横町の食堂や屋台で食事をとったりしながら、朗らかに過ごしている毎日を語ってくれました。とてもいい時間を過ごしている、とうらやましい気分になるほどでした。
  むろん、オリンピックに向かう喧騒の北京にあって、味の行方にじっと目を凝らしている彼もいて、基本はやっぱりスープだ、と叫ぶように教える老教官のエピソードを静かに語る彼に、量をこなす料理が否応なく持つところの堕落に対する批評眼があることを、ぼくは感じたのでした。宮本シェフ健在なり、とうれしくなりました。
  彼は、いちばん大切にして育ててきたお店を惜しげもなく捨てることで自由を獲得し、もう一度基本に立ち返って、それを経ることで、新世界に向かって進んでいるのだと思います。すばらしいキャリアを積んでいるね、とぼくは彼に言いました。
  彼は来年三月に、日本で仕事を再開します。浜松ではありません。どこでどのように仕事を開始するのか、口の軽いぼくは言いたくて仕方ありませんが、そのゼンボーを明かすのは、もう少しだけ待って下さい。
  大きくやることは考えていないこと、小さな店にしたいこと。彼が構想している場所が、再開するならここ、とぼくが思っていた場所と不思議と一致していたこと。北京にいて、おいしい料理のメニューを毎夜のように考えていることなどは確かなようです。
  どうぞお楽しみに。
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by sosakujo | 2007-11-03 10:02