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小池創作所代表・小池一三のブログです
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『住まいを予防医学する本」脱稿!
 『住まいを予防医学する本」、わたしの受持ちページ(全体の70%)に関して、ようやくのこと脱稿しました。
 あとはネチネチと推敲を重ね、写真とイラストの多い本なので、デザインの精度を高めます。
「はじめチョロチョロ、なかパッパ、最後は薄火でノロノロと」の、ノロノロとに入ります。
 写真は、よくこんな写真を集めたというものが、たくさん入っています。サバンナや北極圏の家、チェルノヴィリ原発の写真や、米軍内の細菌研究室の写真まで入っています。
 イラストは、5人のメンバーが描き起こしてくれました。童画を描いておられる白川三男さん
の玉稿もいただきました。予防医学の本でもあるので、人体詳細図も何十点か起こしました。
建物については、永田昌民さんの「自分の家」を、武山倫さんが独得の視点から解剖してくれました。一軒の家に20p割いています。永田さんの奥さんが「わが家の庭」を、細かく、丹念に整理して載せてくださいました。これも見ものです。表紙の見返しは、裏地はおしゃれにと考えて、
京唐紙の唐長さんの図案をお借りできました。 
 変なページとしては、チェーホフの『煙草の害について』を翻案した戯曲が入っています。煙草の害について述べるページなのに、何も煙草の害を語ったことにならないもので、おかたいページが多いのでムダ話も一つくらい、と思って書きました。何人かに読んでもらったら「傑作!」とか言われて気をよくしています。

 ページ数は、全364pです。『不都合な真実』より厚い本になります。
 「町の工務店ネット」が発行します。当面は市販をしないで、工務店が貸し本します。発行部数は6000部です。一冊4800円のハードカバー本なので、初刷6000部は凄いね、といわれます。18ヶ月間は貸し本で出して、そのあと市販します。市販本はムセン綴じの普及版にする予定です。何社かの出版社から引き合いがありますが、まだ決めていません。
 この本を作る関係で、他の仕事を全部ストップしご迷惑をお掛けしておりますが、今少しお待ちください。
 
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by sosakujo | 2007-05-23 15:19
長塚節の『土』
  いま書いている『住まいを予防医学する本』で土壌汚染のページがあって、どう書こうかと悩み、そうだ土は長塚節だと思い出し、書庫から引っ張りだして再読しました。再読といっても、前に読んだのは高校時代なので、もう40数年前になりますが・・・。
 迫力ある出だしだと思いました。
 「烈しい西風が目に見えぬ大きな塊をごうつと打ちつけては又ごうつと打ちつけて皆痩せこけた落葉木の林を一日苛め通した。木の枝は時々ひうひうと悲痛の響(ひゞき)を立てて泣いた。短い冬の日はもう落ちかけて黄色な光を放射しつつ目叩(またゝ)いた。さうして西風はどうかするとぱつたり止んで終(しま)つたかと思ふ程靜かになつた。泥を拗切(ちぎ)つて投げたやうな雲が不規則に林の上に凝然(ぢつ)とひつついて居て空はまだ騷がしいことを示して居る。それで時々は思ひ出したやうに、木の枝がざわざわと鳴る。世間が俄に心ぼそくなつた」
 高校のときに読んだ印象は、とにかく重くて重くて閉口した記憶があります。
 後年、長塚 節を描いた藤沢周平の小説『白い瓶』を読んだときにも、この作者独得の文体が失われていて、何だか長塚節に取り込まれたかのように難渋な小説でした。
 『土」の序文を、夏目漱石はこのように書いています。
 「『土』を読むものは、きっと自分を泥の中を引き摺られるような気がするだろう。余もそう云う感じがした。或る者は何故長塚君はこんな読みづらいものを書いたのだと疑がうかも知れない。そんな人に対して余はただ一言、斯様な生活をしている人間が、我々と同時代に、しかも帝都を去る程遠からぬ田舎に住んでいるという悲惨な事実を、ひしと一度は胸の底に抱き締めて見たら、公達のこれから先の人生観の上に、又公達の日常の行動の上に、何かの参考として利益を与えはしまいかと聞きたい。余はとくに歓楽に憧憬する若い男や若い女が、読み苦しいのを我慢して、この『土』を読む勇気を鼓舞する事を希望するのである」
 何故長塚節がこんな読みづらいものを書いたのだといいながら、だからこそ読むべきだと書いているのがおかしくて、それで高校のとき、この小説を読む気になったのだと思い出しました。
 長塚節は茨城県の豪農の家に生まれました。
 『土』で描かれているのは、彼自身が育った土地周辺の村々の貧しい小作農たちです。歌人としての長塚節は正岡子規から学んだ「写生」に徹した人でしたが、この長篇小説、徹頭徹尾クソリアリズムで、克明な風景描写が延々と続く。
 けれど、今回再読してみたら、あんなに難渋した小説が案外にすらすらと読めて、おもしろくて、ついに全部読んでしまいました。そういえば、こういう泥臭さを、まったくのところ日本人は失っていて、かえってそれが懐かしくて引き込まれたのかも知れません。
  今度の本の「土壌汚染」のページは、そんなわけで長塚節の話を冒頭に持ってきました。長塚節より読みやすい文章になったとは思っています。
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by sosakujo | 2007-05-18 14:36
衣がえしました
 「小池一三の週一回」を、こちらに引越しました。
 創作所のメンバーも増えて、また、新しい仕事にいろいろ取り掛かっていることもあり、心機一転と言っては何ですが、衣がえすべく引越しました。
 ぼくのブログは、お読みになられた方はお分かりだと思いますが、これまで写真を入れないできました。また、何を食べた、どこへ行ったなど、あまり身辺的な些事に触れないできました。写真が嫌いなわけではなく、職業柄たくさん撮っていますが、創作所のなかの役割は文字を書くことなので、ここではそれを通しています。言葉でどこまで通じるか、それを今後もテーマにして書き続けることにします。
 よろしくお願いします。
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by sosakujo | 2007-05-09 10:13
『住まいを予防医学する本』
 1月から取り組んでいる『住まいを予防医学する本』の編集と執筆が佳境に入りました。ものを書いていると、一気に事がはかどるというか、妙に手がすすむ時期というのがあります。それはご飯の炊き方に似ていて「最初ちょろちょろ中パッパ、最後は薄火でのろのろと」の「中パッパ」にあたります。今、ちょうどその時期にあたるのかも知れません。
 ここに来て「援軍」が増えたことも大きいようです。創作所のスタッフとMOON設計の村田直子さんなど身近な協力者で原稿書きをすすめて来ましたが、建築家の永田昌民さん、武山倫さん、河合俊和さん、村松篤さんや高橋貴大さん、九州の松下生活研究所の松下修さん、緑の列島の大江忍さんなどに、原稿を書いていただいたり、資料を提供いただいたりしています。
 また、編集委員である全国の工務店諸兄の助力も大きく、「町が元気なことも予防医学」という視点は、静岡藤枝のハイホームス杉村貴美雄さんの実践あってのことです。町の八百屋さんのシャッターが開いていて、「春キャベツが入ったよ」という旬(しゅん)の知らせによって、そうなのだ、こういうことが健康をつくっているのだ、ということを実感したのでした。まさに「目からウロコ」でした。
 この八百屋さんは、あるいは大規模郊外店のものより1円高いかも知れない、しかしそれは町の人たちにとって必要コストなのではないか、と考えたことは、ほぼ町の工務店にも当て嵌まって、コスト競争に巻き込まれない「思想の根拠」を与えられたと思いました。それは、ユーザーに簡単には理解されないことだけれど、体験の場を、たのしく提供することで段々と理解されて行くと思います。そのためのユニークな提案が、わたしたち創作所の仕事だと思っています。
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by sosakujo | 2007-05-04 21:11