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小池創作所代表・小池一三のブログです
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静止美と運動美
 前回、動物カメラマンのブルース・デビットソンさんと岩合光昭さんのことを書きました。今回は自然写真家今森光彦さんのことを書きます。
 ぼくは『チルチンびと』という雑誌の創刊にかかわりましたが、今森さんの写真とエッセイがどうしてもほしくて、宇治・ツキデ工務店さんに同行いただき、琵琶湖畔のご自宅を訪ねました。もう10年以上前のことです。
 今森さんの自宅の周辺は、ゆっくりした時間が流れていました。それは今森さんの写真の世界そのままでした。
 今森さんとの時間は、とても楽しくて、話のおもしろさについ長居しました。
 アフリカで蝗(いなご)が大発生した報道がテレビであって、親父さんとそれを一緒に見たそうです。その数日後、親父さんが何気なくテレビを見ていたら、蝗が飛び交う現場に自分の息子がカメラを構えていたとのことで、そのときの親父さんの驚きを語る今森さんの目はリスのようによく動いて、たのしくて仕方ないというふうでした。
 今森さんは、たくさんの仕事をされています。たくさんの本も発行されています。ぼくも何冊か持っていますが、自然写真家といわれる今森さんの写真と、風景写真家といわれた入江泰吉や前田真三さんの写真と、どこがどう違うのか気になって見比べました。
 入江泰吉や前田真三さんの写真は、さすが大家といわれただけあって、一分の隙もなく、透徹した美しさを持っています。日本の風景はいいと素直に感じられます。
 思ったことは、この二人の写真家は、自分が見た風景を一瞬静止させてフィルムに焼き付けたのではないか、ということでした。突き詰めていうと、静止美ということになります。
 これに対し今森さんの写真に感じることは、そこに生きものがいて、たえず動いている写真だということです。生きものは連続しており、絶えず変化しており、動揺しているものであって、それをそのまま映し出したいという意思が写真から感じられます。つまり、今森さんにあるのは、美は生きている対象にあるという運動美です。
 同じファインダーを覘く場合にも、視座によって写真の表現は変わるのです。


ホームページを、少しだけリニューアルしました。
 「紺屋の白袴」で、人さまのホームページでは「更新の重要性」を説くものの、自分のこととなると、忙しさにかまけて、どうもだらしなくてみいません。
 またこのブログ、文字だけのブログで、一方通行のようですいません。
 娘からは、ブログは日記の公開であって、意見発表の場ではない、などと抗議を受けております。
 たじたじしながら、まあ、こういうブログも、ひとつぐらいあっていいかと思っているのですが・・・。
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by sosakujo | 2007-01-16 10:41
2007年を迎えて
 あけましておめでとうございます。
 この年末年始は、映画(『武士の一分』と『硫黄島の砂』の二本)を見に行ったり、テレビを少し見たのと同窓会に顔を出したことを除くと、ずっと原稿を書いて過ごしました。原稿といっても、プレゼンテーション用のものが二つ、日本住宅新聞に掲載する原稿、それからホームページを一新するための原稿です。
 新年の挨拶に代えて、ここではホームページのとびらに書いた文章を一足早く載せて置きます。

 ホームページとびらの言葉

 この正月に、南アフリカ共和国在住の動物カメラマン、ブルース・デビットソンが撮影した、西ローランドゴリラの生態を伝える番組がNHKで放映されました。奇病の蔓延や、森林伐採と道路の拡張などで、生きる場を失い、死滅して行くゴリラの集団を描いて印象的な番組でした。ゴリラの社会は、人間社会に似ていておかしみを誘われましたが、ただそれだけの番組ではありませんでした。
 これまでの動物番組は、得てして動物の生態・様態に焦点が当てられてきましたが、この番組は動物を囲む環境の劣化をふくめ、全体をパースペクティブに捉えていました。
 この番組を見ながら、わたしは日本人で初めて『ナショナルジオ・グラフィック』の表紙を飾った、動物カメラマン岩合光昭さんのことが頭に浮かびました。彼の父、岩合徳光さんも動物写真家でした。子ども図鑑集の動物写真は、このお父さんの手によるものが多く、日本におけるこの分野の草分け的存在でした。その手法は、いかに周囲の環境を捨象し、動物そのものの様態を正確に捉えるかにありました。これを息子の光昭さんは超えようとしたのです。写真の撮り方を巡る父と子どもの超克は、それは激しいものがあったといいます。
 光昭さんは、自分の視点・視座を確かなものにすることで、自分の写真を撮り、父、岩合徳光を超えようとしたのでした。今回の番組にみられるように、それは現在、動物写真の世界的な流れになっていますが、お父さんから見た光昭さんの写真は、当時としては歪そのものであり、「商売にならない」写真でした。

2007年が明けました。
表現とは何か、創作するとは何かを、今年も追い続けます。
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by sosakujo | 2007-01-07 17:26