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小池創作所代表・小池一三のブログです
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創作所、制作のパンフ
 小池創作所制作のパンフが、この12月に2冊発行されました。
 一冊は、集成材のトップメーカー銘建工業のパンフであり、2冊目は新潟長岡の工務店、高田建築事務所のパンフレットです。前者が144p+8p、後者が128p+8pです。パンフというより、ちょっとした本になりました。

 『日刊木材新聞』に、銘建のパンフについて記事が出ていました。
 
 「集成材メーカーの銘建工業(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)が新しく制作した会社案内が配布した会社案内が配布した取引先などで「今までにないスタイル」と評判になっている。厚い表紙の装丁で、小判の写真集か絵本、といった高級感ある仕上がり、19センチ四方の正方形のオールカラー128�で、写真やイラストがふんだんに使われ、読み物としても立派なもの。「当社がこれまでやってきたこと、考えていることをまとめた」と中島社長。集成材を使った建築物の写真や挿し絵を多く用い、欧州で発祥した集成材の歴史や性能を分かりやすく表現している。サスティナブル(持続可能性)やオルターナティブ(もうひとつの選択肢)といった現代を象徴するキーワードを掲げ、森林資源や木材行に照らしてその意味を表現した。「社名の“工業”は、工業化製品を作っていくという意思を示していた。今後はその社名を変えるかも知れない」(同)と企業の方向性の舵を切ったことも示したという。こうなると単なる会社案内にとどまらず、企業の“自叙伝”といってもいい。初版3000部を印刷し、すでに2000部を配布。配布先から「50部欲しい」といった注文まで寄せられたそうで、会社案内にランキングがあればベストセラーは間違いなさそうだ」

 この評を読んで、何はともあれ制作者としては、まずはホッとしています。
 
 高田建築事務所のものは、高田清太郎社長が「清水の舞台から飛び降りる」ほどの決意を必要とした地元町内の住宅団地(48区画)の販売に際して、旧友のわたしに相談が持ち込まれ、それならということで制作したパンフです。
 タイトルは「摂田屋ものがたり」としました。
 季刊誌『住む。』に連載している『森里海物語』に書いた、長岡市摂田屋をめぐる風土記や、この会社がどんな町と建築を生んできたかを、丁寧に綴りました。五葉のイラストを地元出身の秋山孝さんに書いていただき、やはり地元出身の童画家川上四郎画伯の絵を遺族の協力を得て掲載することができ、水準の高いビジュアルを実現することができました。長岡市が、町村合併で山古志から寺泊まで一つになったこともあって、それを一つのストーリーとして書くことができました。これで団地が瞬く間に売れれば、もう最高という仕事になりました。

 こういう仕事を許してくださったお二人の経営者に感謝します。

 年の瀬は大雪だそうで、ついこの間は春の嵐のようで、そのあとに小春日和の一日があり、いま大雪に見舞われています。今年はOMの理事長を辞したり、ブログや森里海連環学実践塾を始めたり、また還暦の年でもあって、慌しく、落ち着かない1年でしたが、このところの気象は、何だかそれを表しているようでもあります。

 今年もまた、たくさんの原稿を抱えての年越しになりそうです。
 12月26日に、どういうわけか蛇の夢をみました。それは最高に縁起のいい夢だそうですね。

 どうぞみなさま、良い年をお迎えください
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by sosakujo | 2006-12-29 09:45
山口由美の新しい本
 山口由美さんは、わたしの友人です。
 季刊誌『住む。』の第1号で、アントニン・レーモンドの特集を編んだときに、ノエミ婦人のことを書いてもらったことをきっかけに、大きな旅に出掛ける前に図々しく相談に乗ってもらっています。
 彼女は旅行上手です。それもそのはず、名うてのトラベル・ライターです。
 ギアナ高地に行くときも、バスクの村に行くときも、南米の果てのプンタアレーナスに行くときも、プーシキンやチェーホフが愛した、グルジアとロシアを分ける峠に行く計画(これは行き損じた)のときにも、ややこしいことはいつも彼女に聞き、適格な助言をいただいてきました。
 その彼女が、アフリカの大旅行からそろそろ戻った頃だと思って電話したら、新しい本を出した、という話がありました。『赤道直下の宝箱 旅するパプアニューギニア』という本です。彼女が文章を書いて、辻丸純一さんが写真を撮った本で、千早書房(1600円+税)から発行されました。まだ湯気が立っている新刊です。
 「旅というものの目的が、異なる文化に刺激を受けることであるのならば、パプアニューギニアほど『本当の旅』が出来る場所はない、と私は思っている」
 と、帯にあとがきの一部が記されていて、そこだけ見ても「パプア狂い」の彼女の思いが横溢していると思いました。彼女は10年間にわたりパプアニューギニアに通っていて、それでもまだ驚くことばかりだといいます。パプアニューギニアに比べるなら、
 「欧米のカルチャーショックなんて、たかが知れている。アジアの混沌と猥雑さも、多少の驚きはあっても、想像を超えるほどのことはない。だが、パプアニューギニアは、何度旅しても、何かにびっくりさせられる。想像を超越した文化のありように」といいます。
 アフリカ像の足音が響く野外テントで安眠を貪れる彼女が、ここは違うというのだから、きっとほんものに違いないと思います。これまで話だけであったことが、こうして写真がたくさん入ると、なるほど異形のワールドがあることが分かります。
 しかし、流麗な彼女の文章に騙されてはいけない、という警戒心は忘れてはいません。ぼくは鼻が弱いのです。多分、そこは強烈な臭いがするはずです。それだけで、ぼくはもうダメなのです。もしこの本に誘われて行ったら、ぼくは一日でホテルに閉じこもってしまうはずです。
にもかかわらず、そんなぼくでさえ、勇気を奮って一度は行くべきかと思わせる、魔力を秘めた本であることは確かです。
 アマゾンに頼んだら、翌日に届きました。
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by sosakujo | 2006-12-14 17:29
京都大学時計台対話集会
今年の暮れも押し詰まった12月23日、京都大学時計台において対話集会が開かれます。テーマは「森里海連環学が、日本の木文化を再生する」というもので、わたしもパネラーの一人として参加します。
 学問としての森里海連環学は、農学・林学・水産学などの学問を別々ではなく、横断的というか、学際的というか、それぞれの専門領域を超えたテーマを持っています。またこの学問は、事の性質上、象牙の塔にこもってやれる学問ではありません。俗世間を逃れ、もっぱら学問にだけ邁進し、現実社会と没交渉でやれる学問ではないのです。つまり、この学問自体が社会性を求めています。つまり、この学問は地域の森里海を包含する視点に立ち、地域の生産活動・地域の生活と結びついて発展すべき学問です。
 しかし、現実の問題としては、学問がバラバラに行われているのと同じように、地域の生産活動もバラバラに行われています。「山」の木材生産の副産物として木質ペレットが生まれたら、それを流域の「野」で用いるのが一番いい筈ですが、「山」と「野」は寸断され、通い合いの関係がありません。森里海は、繋がっていないのです。
 時計台対話集会に先立つ12月16日〜17日に掛けて、島根県吉賀町柿木村で「森里海連環学実践塾in 柿木村」を開催します。この実践塾には、C.W.ニコルさんや、竹内典之京大教授、アウトドア・ライターの天野礼子、建築家の永田昌民さんなどと一緒に、清流高津川の生き字引といわれる漁協支部長、中国山地の林家、柿木村に有機農業を根付かせた役場の職員、地元の工務店社長が登壇します。
 実践的にやろうとすると、自然とそういう人たちとの結びつきが生まれます。ここに今後の森里海の取り組みを解くカギがあるように思います。地域実践を基礎にしたとき、この学問は俄然イキイキとしたものになるのです。
 もし「森里海学会」をつくるなら、学者だけでなく、山と野と海の生産者、町や家を造る建築家や工務店などの実践学も加わった学際的なものにしてほしいと思っています。
 興味があり、時間の許す方は、京都時計台(京大キャンパス内・時計台記念館)対話集会へ。12月23日 13時〜17時にかけて開催されます。
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by sosakujo | 2006-12-10 15:17
木下順二の言葉
 木下順二が亡くなった。
 「夕鶴」は、その人のために良かれと思い、身を削って織ったものが、かえってそのことによって人の心を歪めてしまったことを描いていて、戯曲も、山本安英さんの舞台も詩そのものだった。そこでは機(はた)の音そのものが歓びであったり、哀しみであったりした。
 ぼくは若いときに『日本が日本であるために』という評論集を読んで感銘を受けた。この評論集のなかに、安保改定のデモの取材に当たった文章があった。デモを見ながら、自分もその渦中に身を投じるべきか、それともこの歴史の一瞬を冷静に見続けるべきか、無性に緊張を覚えたという要旨の文章だった(旅先なので本文に当たれません)。
 当時、ジャン・ポール・サルトルなどが盛んに読まれていて、ぼくもアンガージュという言葉を用いたりしていたが、この木下の言葉は、サルトルより深いと思った。むろんサルトルは単純にアンガージュと言ったわけでなく、まさに「哲学的緊張」の中でこの言葉を選択したのであって、単純・直裁だったのは、われわれ自身であったわけだが……。
 そして木下順二は、自分の内部で起こったこの緊張こそが、ドラマなのではないかと書いていた。
 ドラマとは何かということを、ぼくはそのとき初めて分かったような気がした。その後、木下順二の全集を手にし、幾つかの舞台をみる機会を得られ、また宇野重吉さんから『子午線の祀り』に至るお話を身近に聞いたりして、木下順二のドラマ論に傾倒したわけであるが、何か事象にぶつかると、あの短い文章が思い起こされ、そのことによって思考は深くめぐるのである。
 合掌。
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by sosakujo | 2006-12-03 10:45