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趙海光さんに続いて、秋山東一さんの「定番」が動き出しました。
趙さんがいう『七人の侍』の二人目の「侍」です。 この春の「れんれんゼミin大阪(4月23日~24日・会場/大阪建設交流館 近々に詳しいプログラムが発表されます。日程を空けておいてください)では、さらに何人かの建築家の提案が予定されていますが、何はともあれ、秋山東一という大きな山が動き出しました。 秋山東一さんは、日本のスタンダード住宅の嚆矢(こうし)とされる、フォルクスハウスとBeハウスを生んだ建築家で、いわゆる定番的な住宅を、ずっと追い求めてこられた建築家です。 その秋山さんが「フォルクスハウスを超えるフォルクスハウス--次世代スタンダード住宅」に挑もうというのです。 これは工務店にとって、かなり興奮できる話です。 この木曜日に、秋山さんとわたしと、村田直子さんを交えて第1回の準備会合を持ち、昨日の土曜日は、秋山さん設計による長野・美登利屋さんの松本の現場にて、佐賀井尚さんにも加わっていただき打ち合わせを深めました。 松本の現場には、木曽アルテック社の斉藤寛親さんもお見えになり、話し合いに加わっていただきました。木曽アルテック社は、美登利屋さんの建物の床(赤松材)や、台所などのカウンターの漆塗り、高野槇の浴槽などを担当されていて、秋山さんの「素の建物」に、漆塗りが実によく似合っていることを再発見しました。 秋山さんは、かつて木場の木曽アルテック社のモデルハウスの設計を担当されていて、ぼくは、木曽アルテック社というネーミングの名づけ人でもあるのです。久しぶりに齋藤さんにお会いして、漆に対する変わらぬ情熱を感じたのでした。 秋山さんとは、来月3日に東京でも打ち合わせを予定しています。 趙さんの「定番学校」の評判がすこぶる高く、そのよき刺激が秋山さんに伝播したかたちになっています。仕掛け人のぼくとしてはニコニコできる話です。このお二人が牽引車になっていただいて、新しい「設計言語」が生み出され、それを工務店が学んで地域実践を繰り広げたら、かなりおもしろいことになるとみています。 このお二人とは、違う手法のスタンダード住宅になりますが、三澤康彦さんとは来月早々に、村松篤さんとは、すでに数回打ち合わせを深めていて、共に4月の「れんれんゼミin大阪」で発表いただく運びになっています。「れんれんゼミin大阪」では、ほかに「ドミノ住宅」に取り組んでおられる半田雅敏さん、「標準化設計」に取り組んでおられる伊礼智さんからも発表いただく予定で、永田昌民さん、野池政宏さん、趙さんとぼくの発表も予定しています。京都南座の歳末恒例の「顔見世興行」ではありませんが、これらメンバーが「出揃うゼミ」が、今度のゼミの一大特徴になっています。秋山さんは、イラストレーター小野寺光子さんとのトークセッションに登壇いただきます。 秋山さんの話に戻します。 秋山さんは、建築現場に立ちながら、ああでもないこうでもないとディテールを掘り下げる手法を採用されていることから、その設計図の大半は建物自体にあります。今回のテキストをまとめる上でも、またこれを機会に一冊の本にまとめたいと考えているぼくとしては、図面がないことが一番の悩みです。 秋山さんの仕事に、ずっと付き合ってこられた佐賀井さんや大川さん、工務店の方々、村田直子さんにも協力してもらって、建築現場で書かれたスケッチや、散逸している図面、建物の実寸をあたっての図面起こしなどを始めます。これをどこまで進められるかが大問題です。それがまとまれば、それ自体が有力なテキスト(秋山さんの定番学校は5月下旬に予定)になることから、大急ぎで取り組もうと言い合っています。
by sosakujo
| 2008-03-23 06:41
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