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小池創作所代表・小池一三のブログです
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古本で『機械の神話』を読む
このところ、原稿書きに追われています。
本屋に行って、立ち読みしながら、気に入った本を買い求めるのが至福の悦びでありますが、最近はwebで検索して、古本があれば古本を買っています。第一の理由は「安い」ことに尽きます。

わたしが読む本は、どちらかというと読まれていない本が多く、1円という値段のものが少なくありません。その書店は何で利益を挙げているかといえば、輸送賃のカスリです。幾らにもならないだろうと思いますが、何十円の利益が貴重だとすると、昨今の経済事情が透けて見えて切なくなります。

どんなに苦心して書いたかを考えると、本当は新刊で買うべきかも知れません。だから古本の購入は、少しばかり負い目がついて回ります。ただ、古本を繰っていると、前の読者が引いた罫線やメモ書きがあって、人の読書の後を辿っているようで、結構、楽しめます。

昨日、送付されてきたのは、アメリカの文明批評家であり、歴史家であり、フランク・ロイド・ライトとの交友で知られるルイス・マンフォードの『機械の神話』という本でした。

ルイス・マンフォードは、「風も室温も、夜も昼の明かりも人工的にコントロールする建築は地下街と同じだ」と言っていて、今、彼の初期からの本を読み込んでいます。

ルイス・マンフォードは、この本の中で、「前世紀に、主として数学と物理学が工学全体にあたえた衝撃の結果」として、「核エネルギー、超音速の輸送、人工頭脳、瞬時の遠距離伝達といった新しい領域」が開かれたが、「もしこの経過が弱められも糺されもしないで続くとすれば、さらにいっそう根本的な変化が行く手に立ち現れようと言っていて、今日を予言した書となっています。

この本が、1967年に書かれていたことを考えると、凄いと思いました。
『機械の神話』は、彼の仕事の集大成に位置づけられる本ですが、彼は処女作の『ユートピア物語』以来、ほとんど文明についての考察に費やしてきたのでした。この本の訳者が、フランク・ロイド・ライトの訳本や、ル・コルビュジェの『伽藍が白かったとき』 の訳者として知られる樋口清さんであったことも、うれしく感じました。樋口さんのことは、亡くなった遠藤楽さんから、いろいろなお話をうかがっていましたので・・・。

この古本の罫線と書き込みは、ほとんど全ページに及んでいて、驚くべき熱心な読者であることをうかがわせます。このため速読するのが、躊躇われました。
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by sosakujo | 2012-01-27 14:03
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