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web「びお」に、二十四節季に沿って文章を書いています。絵は、版画家のたかたみつみさんによるもので、今回は「冬木立」について書きました。
「冬木立」は、冬を代表する季語です。葉が落ちて、寒々とした枝ばかりの光景が思い浮かびます。枯木立、冬木、寒林なども関連季語とされます。蕪村に 釜入れて香におどろくや冬木立 という句があります。枯木と思って斧を打ち込んだら、つよい木の香りが漂っておどろいた、という句です。 五七五のなかに、小宇宙が見事に映し出されています。 この季語は子規がよく好みました。生涯、この季題で63首の句を詠んでいます。 汽車道の一すぢ長し冬木立(明治25年/1892年) 犬吠て里遠からず冬木立(明治26年) 冬木立五重の塔の聳えけり(明治27年) 山門を出て八町の冬木立(明治28年) 門前のすぐに阪なり冬木立(明治28年) 橋越えて淋しき道や冬木立ち(明治32) 冬木立ち色ある者はなかりけり(明治34年/1901年) 子規の冬木立の句は、子規の世界がひらかれ、子規の病気の進行と死への予感までが切り取られています。この季語は、どこか暗さが伴いますが、子規の句は暗さだけでない、この季語が持つ「力」がよく表現されていると思います。 句にちなむ話と、子規の年譜を重なりについて、web「びお」に書きました。 この子規と、長塚節のこと。また何故、夏目漱石が長塚節を応援したのかなどについて書きました。 「びお」を開いて、ご一読ください。
by sosakujo
| 2010-11-22 15:10
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